感想(長岡志保)


以下、ネタバレが含まれてます。
未プレイの方は、
以下の文章を読まないことをお勧めします。


純粋な心

 キャラ設定はWindows版と同じなのでこちらを参照してください。ただし、シナリオに関してはかなりの修正が施してありますので、Windows版とはまったく別の物語になっています。

で、感想は・・・

 登場の仕方は一緒。うるさいし、口は悪いし、つまらないことで大はしゃぎするし、殆どガセネタのつまらん情報は仕入れてくるし、何かにつけて喧嘩はするし。その割には結構一緒になって行動するんだから、仲は良いんですよねぇ、この二人。

 また、あかりともとても仲が良いのをうまく表現してます。PS版で追加になった「あかりとの出会い」は、その後の物語にうまく関わる良いシナリオでした。

 結局、志保とのストーリーは、ゲーセンでわいわい騒いだり、カラオケで歌いまくったりと、まあ、遊びが中心。ストリートミュージシャンにお願いして、駅前で「それぞれの未来へ」を歌ったり、補修での一幕や昼休みでの水鉄砲合戦と、いつまでこの調子でいくのかと思いました。

 しかし、終盤にさしかかって仲が良くなるに従い、徐々に志保に変化が見られるようになりますね。「嘘をついてまでやった恋人ごっことキス」「アトラクションへの誘い」と、徐々に二人が接近。

 このまま恋仲かと思いきや、突然、志保がとった、主人公とあかりをくっつけようとする不可解な行動。その理由が判ったとき、この志保の純粋さが際だつシーンへと以降していき、そして二人は晴れて恋人同士に。(この公園でのシーンはかなり好き)

 でも、最後に主人公に内緒で一人、別の所へ行ってしまい、やや混乱しましたが、エンディングでその全てが明らかに。この部分が、私はこのシナリオで一番好きな部分でした。

エンディングへの演出

 こんな形で、終わりを迎える志保シナリオですが、ラストだけ他のシナリオと少し違う迎え方をします。志保が「それぞれの未来へ」を歌いだし、それがエンディング曲とかぶりながらエンディングへと迎える演出です。この演出の仕方が私的には凄く気に入っていて、このシーンは何度も見ています。

最後に

 ということで、Windwos版では、殆ど印象に残らなかった志保ストーリーが、その内容を大幅に変更してこのように純粋さと、若者の未来を象徴するような物語へと変貌したのは驚きでした。

 何しろ私の場合、「ToHeartで好きなシナリオは?」と聞かれれば、「志保シナリオ」を上げるくらいですから。(マルチシナリオと並ぶくらい)

 特に、エンディングは大好き。あの演出は「一本!」って感じですよ、ホントに・・・

 この後の、あかりと志保の恋の戦いなんてのも見てみたい気がしますねぇ。

 どっちも負けるなよぉ〜〜〜〜(ただし、愛憎からみあってのどろどろだけは勘弁ね)


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