(C) YUMI SHIRAKURA
|
私たちの夢は、夢のように綺麗だった。 少女の頃が過ぎても、残像は消えない・・・ （帚木悠理 ［バナナムーンで逢いましょう・完結編］より）
|
|
指のかたちがかわって れんげの指輪が似合わなくなったら 銀の指輪をあげる
その晩 あたしは
|
|
彼女は多分、硝子で できている。 （川原砂緒 ［セーラー服で一晩中］より）
|
|
ねえ もし… なにかを思うことが生きてきた証になるとしたら わたしの存在って嘘なのかな… （少女 ［猫たちのストロベリー・フィールズ］より）
|
|
悠理さんの内側に眠ってる、目覚めるべき物語はなんなの？ （［バナナムーンで逢いましょう・完結編］より）
|
|
かこう 具体的に できることを しよう 今 この瞬間だって 「明日」になれば 「昨日」になっちゃう
私達の時間は 一定方向にだけ すぎて
|
|
私をめぐる世界は、私を傷つけることはできない 何故なら私は殺された人間だから （彼方原花歩 ［贖いの聖者（書き下ろし単行本）］より）
|
|
人間は 生きていたものは 死ねば 魂になって 森をぬけ 空をめぐり 木の高みへ昇るという話は 本当のことなのだろうか…… （帚木悠理 ［バナナムーンで逢いましょう・完結編］より）
|
|
病める時も、健やかなる時も 育みいつくしみ与えあうことを 死にゆく者のこどもである僕たちは くりかえし、誓わずにはいられない。 （［卒業、最後のセーラー服。］より）
|
|
子供たちが日本語を教えてほしいとせがむので 雄高がつくった言葉を音にのせて伝えます コドモたちは私の声を───彼の歌を復唱します あどけない むくな美しい声で でも子供たちは その意味をしりません （草薙優恵 ［懐かしい年への手紙］より）
|
|
私達しっかりしなくちゃいけないの 立派な大人にならなくちゃいけないの ママとお兄ちゃんが そうなれなかった分 わたし達は… （彼方原紫 ［贖いの聖者（書き下ろし単行本）］より）
|
|
結花は みつけたんだ 結花に たったひとつだけ できることは 神様が結花にくれた たったひとつの宝石は あなたを大切に思う精神（こころ） （川瀬結花 ［恋するスパークリングフラッシュ］より）
|
|
それでも なにもなかったように「現実」は過ぎてゆく あいかわらず あたしたちは二人で一人だし わたしを ここよりほかのどこかへ 連れてゆこうとする死の匂いも まだ 髪に肩に残ってる でも 私には 祈りの言葉がある （雨森あや ［贖いの聖者（短編）］より）
|
|
一番古い記憶はなあニと訊かれたら 私はこう 答えるわ
たくさんの キレイでかわいい ピカピカしたモノたちと
私は アリス デパートに 住んでるの
|
|
神さま おねがい 「今とは ちがうところ」に いきたい……… （神代沙弓 ［Sixteen's Candies］より）
|
|
とおい とおい 遠いところへいきたいな 誰もまだ いったことのない 場所へいきたいな （彼方原紫 ［贖いの聖者（書き下ろし単行本）］より）
|
|
そういえば 私 なにも もってないんだ 私 なにも 手にいれることが できなかった… （帚木悠理 ［バナナムーンで逢いましょう］より）
|
|
はじめて 男の子から 名前をよびすてにされて 涙がでてしまいました （鈴森珊瑚 ［東京星に、いこう］より）
|
|
あたしは嘘ばかりついてる子だから 演じてる時だけは 思いきり正直でいたい 大切だから…… （川原砂緒 ［冗談はやめて まず 川原砂緒］より）
|
|
大きな力が それを強制したら どーしょもないんだけど
だけど自分の中で
目をとじないで・・・
|
|
規則は ひとを守るために あるもので 人を しばるために あるものじゃないと 思いますけど （川原砂緒 ［口紅嫌い］より）
|
|
前田くんは 結花の宝石に ピンクのリボンを かけてくれたの・・・ （川瀬結花 ［恋するスパークリングフラッシュ］より）
|