※ これ以降の文面は私が以前調べた内容であり細部においては間違っている可能性もあります。
| 分類 | 事件 |
| 事件の概要 |
イングランドヨークシャー地方コティングリィ村のエルジー・ライト と従姉妹フランシス・グリフィスという二人の少女が妖精の写真を撮 ったためにおきた大事件。 小さな村で起きたこの事件は、やがてオカルト研究家や学者、マスコ ミを含めての大論争へと発展することとなる。 当時は結局、本物偽物の判断はつかず、事の真偽は永きに渡って謎と されていた。しかし、事件から実に７０年以上経ったある日、写真を 撮った少女の一人、フランシスの口から「自分達が作った偽物である」 という言葉が発せられ、事件は終結を迎えた。 |
| 関連する 白倉作品 |
デパートのアリス（原作 大塚英志） |
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物語の中で、アリスとクシー・キッチンの二人が撮った妖精の写真は、 このコティングリィ妖精事件で撮影された写真の引用である。 |
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| 追記 |
二人の少女が、ほんの悪戯心で行ったこと。それが、終結まで実に半世 紀以上にも及ぶ大論争へと発展した事件。 当時の写真技術からいえば、まだ本物偽物の区別がつき辛かったことが、 ことの真偽をここまで長引かせた主な原因だろう。 そして、年端も行かない少女がトリック写真を撮れる訳が無いという先 入観もあったようである。 （当時、カメラはまだ貴重品であり、一般的ではなかった） しかし、この写真について、一番騒いだのは周りの大人や研究者、マス コミであった。 そもそも、この事件の原因は何であろう？ 確かに、二人の少女による悪戯がその根源としてあるかもしれない。 しかし、一番の原因は、やはり当の少女達を無視して、勝手に話しを 大きくし、大論争を巻き起こした大人達ではなかっただろうか。 肯定派の代表格である、作家で心霊研究家の「コナン・ドイル」（代表 作の「シャーロックホームズシリーズ」は世界的に有名）は、その死の 最後まで本物であると言い続け、この世を去った。 否定派は、あれこれと科学的な分析を主張する。 当時のマスコミは、面白おかしく書きたて、そしてその最後の時まで、 二人の少女を追いつづけた。 悪戯によって、引くに引けない状況に追い詰められていった二人の少女 の心労はよほどのものだったに違いない。 エルジーは早くに他界し（没年は失念しました）、フランシスは８０歳 を過ぎ、真実を語ることによってようやくその呪縛から開放された。 大人達の論争は余りにも醜くかったことは、想像にあまりある。 彼女達は、そんな大人達を、どんな思いで見ていたのか・・・
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