必殺！の主要人物

人物名	俳優（女優）名	登場作品	表の顔	備考
中村主水 （なかむら　もんど）	藤田まこと	必殺仕事人　他多数	江戸・町奉行所の同心	必殺の主要人物で、最も多くの作品に登場している。 頭脳明晰で剣も奉行所では並ぶ者もいない腕前。 しかし、腐敗しきった奉行所上層部のやり方に絶望。 昼行灯（ひるあんどん。役立たず意味）の日々を送る うちに「殺し屋」家業に身を置くようになった。 主に刀で、相手を切ったり刺したりして殺す。 家では婿養子であるため、養母にイヤミを言われ、 女房にも尻を叩かれる駄目夫という顔を持つ。
飾り職人の秀 （かざりしょくにん の ひで）	三田村邦彦	必殺仕事人　他多数	飾り職人 （かんざしを作る工芸職人）	若き仕事師で、やさしき心の持ち主。 普段は飾り職人として生計をたてている。 その優しい心のためか、何度か仲間と確執があり、 実際に子供に人を殺す現場を見られ、 口を封じようとしたものの、 結局殺せずに指名手配されることさえあった。 武器は、有名な先の尖った「銀の簪（かんざし）」で、 それを相手の首の付け根あたりに刺して仕留める。
三味線屋の勇次 （しゃみせんや の ゆうじ）	中条きよし	必殺仕事人　他多数	三味線屋・三味線引きの師匠	クールな仕事師。 三味線屋を営み、三味線の販売、修理を生業とし、 三味線引きの師匠という顔もある。 その冷徹さから、秀と何度か対立もした。 武器は三味線の糸で、それを相手の首に巻き付け、 そのまま吊り殺す。
おりく	山田五十鈴	必殺仕事人　他多数	三味線屋の女将	勇次の養母で三味線屋の女将。 勇次の本当の親を殺した過去を持ち、 後に残された勇次を育てたが、結局親子で殺し屋を 営むことになってしまった。 武器は三味線のバチ（三味線を弾く道具）で、 それで相手の頸動脈を切り裂く。
花屋の政 （はなや の まさ） 鍛冶屋の政 （かじや の まさ）	村上弘明	必殺仕事人V　他	花屋。その後、鍛冶屋へ転職	心優しい青年。 初登場作品では「花屋」を営んでいたが、 その後の作品で「鍛冶屋」に転職。 正義感も強く、自らの育ての親も やはり「殺し屋」だったが、 実は役人に仲間を売る外道であり、 そのことに気がついた政は、 自らの手で葬り去った程。 武器は、花屋の時は、花の枝を折り取ったもの。 鍛冶屋の時は、小型の槍になった。
組み紐屋の竜 （くみひもや の りゅう）	京本政樹	必殺仕事人V　他	組み紐屋	美形でクールな男。 和服の帯留めに使う「組み紐」を作る工芸職人。 実は元忍者であり、掟を破って脱走した抜け忍。 物語の中で、かつての仲間である忍者と、 死闘を演ずる話もある。 武器は組み紐で、それを相手の首に巻き付け、 吊り上げて仕留める。
藤枝梅安 （ふじえだ　ばいあん）	緒形拳	必殺仕掛人　他	鍼医師	「必殺！シリーズ」の記念すべき一作目の主人公。 美食と女にうつつを抜かす享楽家の鍼医師だが、 鍼の腕は確かであり、また殺しの方も凄腕。 武器は勿論、鍼！ それを相手の急所に突き刺し、一撃で仕留める。
念仏の鉄 （ねんぶつ の てつ）	山崎努	必殺仕置人　他	接骨師	接骨師として生計をたてる男。 中村主水が、裏の仕事を始めるきっかけの人物。 武器は、その技術を生かした骨外しという技で、 相手の骨を砕いたりして一気に絶命させる。
棺桶の錠 （かんおけ の じょう）	沖雅也	必殺仕置人	棺桶屋	棺桶屋として生計をたてる正義感溢れる男。 無口で粗暴な振る舞いがあるものの、 世の中の不正は見逃せず常に怒りを持っており、 弱者には優しい面をみせる。 武器は小型の槍と空手技。
糸井貢 （いとい　みつぐ）	石坂浩二	暗闇仕留人	三味線弾き	元蘭学者で、普段は三味線弾きで生計をたてる。 非常に真面目な性格で、殺し屋家業に身を置くのに、 殺しの矛盾に思い悩む毎日を過ごす。 このことがのちに、彼の身に大きな災いとなって 降りかかることとなってしまった。 武器は三味線のバチ
先生 （せんせい）	中村敦夫	翔べ！必殺うらごろし	太陽信仰の行者	自然のものしか口にしない行者で、超能力者。 透視や念力といった、ごく一般的に知られているものを 自由自在にあやつることが出来る。 「必殺！シリーズ」上、最もぶっ飛んだキャラだが、 吸血姫美夕に、彼そっくりのキャラがいることは、 知り人ぞ知ることである。 武器は、その超人的な能力と、手に持っている旗竿。
壱 （いち）	柴俊夫	必殺仕事人V激闘編	遊び人	女好きの遊び人で、職業不明。 しかし殺しの腕は一流である。 怪力の持ち主で、一撃で相手の首をへし折る。
弐 （に）	梅沢富美男	必殺仕事人V激闘編	？？？	職業不明の男。 白塗りで女装することが多く、普段何をしているかも不明。 しかし、舞の名手でもあり、女装も似合うため、 一目で男と見破ることが出来る者は少ない。 どちらかといえば、女形の役者っぽい。 壱とは仲間であり、殺しの腕は一流。 武器は、刃を仕込んだ扇子で、それで相手を刺したり、 切ったりして仕留める。
参 （さん）	笑福亭鶴瓶	必殺仕事人V激闘編	ぽっぺん屋	ポッペンというガラス製の笛を売り歩く男。 普段はそれで生計を立てている。 壱、弐とは仲間であり、殺しの腕は・・・？流。 武器はポッペンで、相手の額に打ち付け、 そのまま柄の部分の筒で刺し貫く。