必殺！シリーズとは？

美夕を読んだり、見たりしている人の中には、
「必殺！シリーズ」が何なのかを知らない人もいるだろう。
そう言う人達が、何の予備知識もなしに語られても判らない
だろうから、「必殺！シリーズ」とは何かを簡単に説明する。

なお、あくまでも上辺だけの説明なので、
もっと詳しい情報を知りたい人は、
「必殺！」関連のページを検索してみてください。
真のファン達による、もっと突っ込んだ意見も
目にすることが出来ます。

闇の仕事師達の物語

「必殺！シリーズ」は、1972年から朝日放送系列で
制作された時代劇で、シリーズで実に２０年・３０作品もの
タイトルが制作されたお化け番組でした。
舞台背景は江戸時代中期から後期で、
悪人達に苦しめられ、殺されていった者達の恨みを、
ほんの僅かなお金で引き受け、恨みを晴らすという物語です。
この闇の仕事師達は、普段は普通の仕事をしている人達で、
中には優しくて街でも評判な人物さえいる。
しかし、一度依頼を受けるとその雰囲気が一変し、
狙った獲物は確実に仕留める、「殺し屋」に変貌するのです。

晴らせぬ恨みを変わって晴らす

この「必殺！」が他の時代劇と違う点は、
その主要人物が、みんな「殺し屋」であるということです。
しかし、この「殺し屋」達は、悪人では無く、
庶民を苦しめる巨悪を、弱き者に代わって仕留める、
言ってみれば正義の味方なのです。
ただし、勘違いしてはいけないのは、
彼らの行為は一見「正義の味方」に見えるけれども、
所詮は「人殺し」であり、正義でも何でもありません。
その証拠に、彼らは目の前で苦しんでいる人がいても、
依頼を受け、金を受け取らない限り絶対に手を出しません。
「首を突っ込んで、とばっちりを受けるのはごめんだね」
というのが彼らの共通の言なのです。

例えば、中村主水という主要人物は自分のことを、
「悪党を葬る、更に上の悪党だ」と言っています。
理由が何であれ、人殺しは人殺し。
行き着く先は、地獄。
それが彼らの運命なのです。

仕事料を受け取るのは思い上がって
神様にならないための歯止めだ

（中村主水）

必殺！　全作品タイトル
必殺仕掛人
必殺仕置人
助け人走る
暗闇仕留人
必殺必中仕事屋稼業
必殺仕置屋稼業
必殺仕業人
必殺からくり人
必殺からくり人　血風編
新必殺仕置人
新必殺からくり人
江戸プロフェッショナル　必殺商売人
必殺からくり人　富嶽百景殺し旅
翔べ！必殺うらごろし
必殺仕事人
必殺仕舞人
新必殺仕事人
新必殺仕舞人
必殺仕事人III
必殺渡し人
必殺仕事人IV
必殺仕切人
必殺仕事人V
必殺橋掛人
必殺仕事人V激闘編
必殺まっしぐら！
必殺仕事人V旋風編
必殺仕事人V風雲竜虎編
必殺剣劇人
必殺仕事人　激突！

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