各話の簡単な感想

※　これは全てIntegral Versionを元にしています。

話数	題名	感想
第一話	牙は知っている	ＯＶＡの雰囲気をそのまま引っ張ってきた感じの物語。 人の心の闇や、それにつけ込む神魔など、 見事に描ききっていると思います。
第二話	次の駅で	神戸の事件のせいで、ＴＶ放映はお蔵入りになった物語。 時代の流れというのは厳しいですね。 この物語もＯＶＡの雰囲気を何となく匂わせている感じ がするんですがねぇ・・・
第三話	森が呼ぶ	そもそもラヴァの設定が、ＯＶＡとまるで違うという点で、 ファンを怒らせた作品。 大鎌を持った「死神」のラヴァは、賛否両論。 でも、殆どの人が引いてたな。 物語も仮面が来た理由が判らないし、 今ひとつといった感じ。
第四話	冷羽が来た	冷羽初登場のこの回。 物語全体としては、冷羽の冷血さが目立った物語でしたね。 で、この辺りからＴＶ版美夕は、ＯＶＡと別の流れにあると、 誰もが気がつき始めた。
第五話	セピアの肖像	何を伝えようとしたのかが、今ひとつの物語。 過去を捨てきれない老人の物語と言ってしまえば、 そこまでなのだろうけど、それにしてもメリハリが・・・ 見終わったあと、「何だかなぁ」って感じがしました。
第六話	美夕の亡霊	死無が大活躍（？）したんですよね。 物語も美夕のちょっとしたいたずらに、 神魔が便乗した形でした。 私的には好きな物語の一つです。
第七話	宿命	超能力を持った兄妹・・・二人は世間に関わらないよう、 ひっそりと孤独に生きている。 見た瞬間、「Ｎ○ＧＨＴ　○ＥＡＤのパクリかい！」と 思ったものだ。 いやまあ、脚本としては面白い試みだったかもね。 美夕の物語で超能力が出たのってこれだけだもん。
第八話	赤いくつ	神魔の作り出した罠に墜ちていく少女ということで、 物語的には好きでした。 が・・・神魔のデザインと、その攻撃方法が。 だって、どう見たって「マ○ンガーＺ」じゃん。 しかも人間体の名前だって・・・ 「いいのか？」ってさんざん言いながら見てたもん。
第九話	あなたの家	「何だかなぁ」その２です。 まあ、幸せな家庭を神魔が壊すなんてのは、 至極当然の物語なんでしょうけど。 もう少し美夕が活躍すればねぇ・・・
第十話	約束の沼	回想から構成された物語。 あの子供神魔のことも含めて意外と好きでしたけど、 美夕の制服姿というのは何とかならなかったのか？ 私服姿の美夕も見てみたいのになぁ・・・
第十一話	柔らかい顔	あまり印象に残ってない物語。 神魔といい、登場人物といい、物語といい、 どうも消化不良な感じがして・・・
第十二話	葦の啼く庭	私的には好きな物語。 大切に思っている相手をあんなふうにする。 さすがに神魔って感じしましたよ。 まあ、作品としてのパワー不足は否めませんが。
第十三話	海の光・前編	美夕とラヴァの回想シーンにより、 ＴＶ版がＯＶＡとまるで違うということが確定した物語。 一部ファンは、暴動寸前の怒り方でしたよ。（膨脹あり） ちなみに、私自身もちょっと怒った。
第十四話	海の光・後編	美夕とラヴァの過去やら、 ラヴァの頬ずりなどが印象的なこの話。 ついでに言うと、冷羽が更に嫌いになった。 しかし、設定をこんなに変えちゃっていいのかねぇ。
第十五話	人魚の夢	好きな物語の一つ。 良かれと思ってしたことが、実は神魔の罠だった。 心の安定を失うと、人は何かにすがりたくなりますから。
第十六話	女道士	人は神魔に勝てないということを、暗に示した物語。 だって美夕から見れば、こんな弱い神魔なのに、 人間の、しかも修行を積んだ道士があんなに苦戦するんだもん。 神魔って人間じゃ倒せないのかなぁ・・・
第十七話	うつぼ舟	私的には一番好き！ 人の為に尽くす神魔なんてドツボだしね。 こういう物語は大好きです。 しかし、神魔ってささやかな幸せさえも得られないんですね。
第十八話	夢幻の街	またまた「何だかなぁ」という物語。 警官は無鉄砲に発砲するしねぇ。 （ＯＶＡ三話の京都府警よりましか？） 神魔は気持ち悪かったけど。 そもそも、あの仏像は何を意味してたのかな？
第十九話	人形師の恋	これも意外と好きな物語。 人形を愛する人。世の中にはいそうですよね。 それよりも、あの女の怖さが光ってますよ。 野心を秘めた人間というのは、怖いですね。
第二十話	鱗翅の蠱惑	これも好み。 何てったって、あの親子の異常ぶりときたら、 見るものを虜にしましたよ。 ちなみに、この辺りからラヴァの存在が危うくなってきた。 だって、ラヴァが脇役化してるんだもん。 （ある同人誌で不要な男とか描かれてたし。これは笑ったよ）
第二十一話	神魔の旗	守護神魔のお話。 しかし、もう少し何とかならなかったのか？ 神魔三兄弟は、今ひとつ神魔らしくないしねぇ。 おまけに「翔べ！　必殺うらごろし」してるし。 ちなみに、ラヴァの存在は相変わらず。
第二十二話	美夕・昔語り	人によって賛否両論。 私は、好きな方ですけど。 今更ながらＯＶＡとＴＶ版の違いを見せつける物語ですが、 鳶の印象が強かったですよね。
第二十三話	対決のとき	「美夕　ＶＳ　冷羽」という、属性が違う者同士の戦い。 しかし、最後のあれは何とかならんか？ Integralは凄いことになってるもん。 ラヴァの力って、冷羽には通用しないってこと？
第二十四話	帰ってきた男子	ここから物語は最終局面へ。 鳥神魔が再び美夕に戦いを挑む。 ラストの方だけあって、あまり言うことなし。
第二十五話	最後の神魔	前話である程度予想していたが、 それでもこの展開はちょっと意外。 「オープニングに出てるんだから神魔だと思った」 という方がいたが、私はまるで気がつかなかった。 私にとって、「これは一本！」って感じ。
第二十六話	永遠の午睡	ラストのお話ということで、ラヴァが大活躍！ 美夕の方より、私はひたすらラヴァを応援した。（笑） だって、こんな格好いいラヴァなんて、 ＴＶ版では初めてなんだもん。 （とにかくＴＶ版ラヴァは、情けないの一言だ） 美夕の方はといえば、まああんな感じでしょうね。 余談だけど、長沢さん（美夕の声優）、 歌もっと練習しましょうね。（爆）

しかし、ネタバレしないように書くというのは難しいですね。
今更だから、ばれてもいいのかもしれないけど・・・