さて、「月姫」を入手してプレイ開始。まずオープニングの確認である。
が・・・訳がわからない。
何しろ・・・「これホラーじゃん」って思うほどの真っ暗の内容。
いきなり血が飛び出るわ、月は夜空に輝くわ・・・ってそれも当然で、
何しろ私はこの時まで、「月姫」がどんなジャンルのゲームかも知らずに
プレイしていたのだ。
だけど、実写とアニメ柄を織り交ぜたその見せ方と作りに、関心せざる
を得なかった。「こういうやり方もあったかと」。
さて、そうこうするうちに、物語は始まる。
主人公の名前は「遠野志貴」（とおの しき）。その土地に古くからあ
る地元名士「遠野家」の跡取りだったが、８歳の頃（だっけ？）に命に関
わる大怪我を負い、奇跡的に命をとりとめる。
しかし、その後遺症により体が弱くなり、家の跡取りとしては相応しく
ないという理由で、父親自らの命令で分家筋の家へと預けられることにな
る。
そして８年後。その父親が亡くなり、正式に遠野家の跡取りとなったの
は妹の秋葉（あきは）だった。
その秋葉の命令により、預けられていた家から実家に戻されることにな
るのだが、そこから様々な運命が彼を待ち受けていた。
と言った所がまず序盤の主なストーリーですね。（やけに詳しく説明し
ちゃったけど）
さて、まずここで語るべきは主人公「遠野志貴」についてでしょう。
実はこの遠野志貴。普通の人ではありません。事故の後遺症（となって
いるが、これも後の物語で明らかになる）で、物が壊れやすい線というも
のを見ることが出来る特殊な力を持ってしまいました。
その線をナイフなどでなぞると、どんな堅い物でも綺麗に切断出来てし
まう。「植物」でも「建物」でも、そして「人間」でも。
ただ、病気療養時代に一人の女性と出会い、その線が見えなくなる眼鏡
を渡されてからは、決してその力を使うことはなく生きてきたという。
そして、実家である「遠野家」に戻っても、それは同じはずだった。
しかし・・・
・・・
・・・
・・・
っておい、これ殆ど説明じゃん！
といいつつ、実はここまで細かく書くということは、私かなり入れ込ん
でます。
というのも、ここまでの序盤のつかみだけで、このゲームが同人だとい
うことを忘れさせる出来だからですね。
正直言って、序盤だけでも私にここまでのものは作れません。
凄いの一言です。
今後のシナリオは・・・一体どうなっていくんだろうと、この時は思って
いました。