感想（深月遙）

　本作サブヒロインで、唯一の大人の女性。

　主人公の転入したクラスの副担任で、美人で明るく、ちょっと小悪魔的
な所があるため生徒からの人気も高い。

　元々、ピアニストになることを夢見ていたのだが、とあることがきっか
けで、その道を断念。教師になった。

　ちなみに、かなり巨乳。関係ないか。（爆）

　しかし、生徒に対して明るく振る舞ってはいるが、実際には大人社会の
悩みなどを抱え、教師としての教育方針の違いからか、担任の児玉とのそ
りはあまりよくない。っていうか、児玉は絶対、体育館裏に（以下略）

感　想

　スタートするといきなり彼女との会話シーンから入る。それにしても、
乳がでかい。（こら）

　明るい性格と、小悪魔的行動。さらに、訳のわからないスパイネタギャ
グと、「このシナリオ大丈夫かいな？」という思いさえ抱かせるのが序盤
だった。

　しかし中盤、サブキャラが登場してから徐々に物語が動き始める。

　少なくとも、あの泣き顔のシーンは、それまで笑顔しか見せてなかった
ので、ちょっと意外でした。

　そして、自分の叶わない夢を生徒に託す先生。弾き出される未完成の曲。
徐々に、徐々に悲壮感が漂い始める。

　終盤、全ての真実が明らかになった時、大人であるが故に、自分自身の
してきたことに対して責任を感じてしまい、それが永遠への入り口になっ
てしまう。

　主人公が奏でる未完の曲が終盤の鍵になるわけだけど、まさかそういう
設定で来るとは思いませんでした。

　あ、ちなみにエロシーンについては、一番嫌な描写が多かったですね。
何というか、一番エロいんですよね、この先生とのエロシーンって。

　まあ、それはいいか。（あまり語りたくないし）

　それにしても、大人の事情というのは、何処の世界でも大変ですよね。

　あ、あと、このシナリオにはＢＡＤがらみでのサブキャラエンドという
別のルートが存在します。

　私は、こっちの方も意外と好きでした。

　ただ、サブキャラの「久遠」については、あまり好みじゃないなぁ。
（ファンの人、ごめんなさい）

　あ、あと最後に、児玉は体育館裏へ（もう、ええから）

永　遠？

　え〜、例によって永遠への旅立ちについては、あまり書きたくないです
ね。

　だってねぇ〜〜〜、絶望したら永遠行きですか？

　判らなくないけど、ちょっと強引過ぎないかなぁ？

　シナリオ自体は悪くないって思うけど、永遠の発動自体はやっぱり弱い
ですねぇ。

最後に

　シナリオ全体としては悪くない、いや逆に良いシナリオだと思いますよ。
途中、突然視点が変わってしまって読んでるこちらを混乱させる場面があ
りましたが、それは改善の余地ありということで。

　あと、他のシナリオにも言えることですが、やはり「永遠」に捕らわれ
てしまったが為に、設定に無理が生じてますね。

　別の物語で、別の締めだったら、かなりお気に入りの物語になっただろ
うに。（無茶言うな）