感想（高島一子シナリオ）

　さて、次は・・・本人にまるで自覚がない幽霊ヒロイン。

　明るい自縛霊、「高島一子」ちゃん。

　彼女は瑞穂ちゃんが暮らす寮の部屋で、２２年前に亡くなった女生徒の自
縛霊で、第二話で奏ちゃんがお札を破っちゃった為、出て来ちゃいました。

　性格は、とにかく幽霊という自覚が薄く、いつも明るく元気で、天然。し
かもマシンガントークというスキルの持ち主。

　本人が目覚めた時でさえ、自分が「浮いてる」ことにびっくりしてたくら
い。本当に幽霊らしさが無い、幽霊さんです。

感　想

　とにかく、この娘は幽霊としての自覚が無い。その一言に付きますね。

　瑞穂ちゃんの部屋に住み着いてるので、自然と出番が多くなります。とい
うことで、共通シナリオでは度々、マシンガントークを聞くことに。

　ちなみに、初登場時には、瑞穂ちゃんのことを「お姉さま〜」と言って抱
きつきました。

　どうやら、一子ちゃんが生きていた頃のお姉さまは、瑞穂ちゃんそっくり
とのことで。

　この辺のところは、他のヒロインでのシナリオで明らかにされるんですが、
この一子ちゃんのお姉さまというのは、瑞穂ちゃんの実のお母様にあたる人
なんですよね。

　いやはや、何という因果でしょうか。

　ということで自縛霊の為、寮から出られない一子ちゃんは、序盤は寮の中
でうろうろうろうろ。

　夜は瑞穂ちゃんと同じベッドで寝るという毎日を繰り返し、成仏・・・じ
ゃなくて、この学校はキリスト教なので昇天する方法を探し続けます。

　そして、物語が進むに連れて学校の敷地内までは出られるようになったり
と、何だか次第に活動範囲が広がっていきます。

　そんな一子ちゃんを、可愛いと思う我らが瑞穂ちゃん。

　もっとも、他のシナリオではヒロインを救うために昇天してしまう一子ち
ゃんですが、この子個別のシナリオでは、特に何も起こらず。

　ただ、瑞穂ちゃんの卒業と同時に学園の外にまで出られるようになって、
そのまま瑞穂ちゃんと一緒に学園を卒業していくと。

　何というか、他のヒロイン達の好感度が足りない時に到達する、いわゆる、
「ノーマルエンド」といった終わり方ですね。

　ちなみに、最後の記念写真のところに、しっかり写ってしまったのはご愛
敬です。（一応、心霊写真なんだけど、そう見えない）

最後に

　このシナリオは上記で書いた通り、他のヒロインの好感度が足りない場合
に到達するノーマルエンドシナリオです。

　ということで、少々シナリオ的に盛り上がりは少ないんですよね。

　まあ、瑞穂ちゃんの初体験の相手という、凄い役割を担った彼女なわけで
すが。（笑）

　あ、あと「バレンタインイベント」もそうですね。

　最後は、瑞穂ちゃんと一緒に自縛霊を卒業。

　さて、その後の彼女はどうなるのか？

　それが見てみたいですねぇ。