感想（第六話・落ち葉の軌跡・雪の降誕祭）

　さて前回、勝手に火種を作って、結局は学院祭の成功で収束してしまった、
ヒロイン達。

　そんなこんなで季節は過ぎ、あっという間に１２月になりました。

　すでに外は、冬の装いを見せています。

　ということで、今回の共通シナリオは、降誕祭から冬休みまでの物語です。

　さて、まず最初に瑞穂ちゃんは生徒会室で、貴子さんから降誕祭の日に行
われる、ダンスパーティ出席の依頼を受けていました。

　このダンスパーティは毎年恒例で、しかもエルダーのお姉さまは、男性役
として参加するのが、これまた恒例になっていると。

　毎年の行事、それも歴代のエルダーが努めていた役目と聞けば、瑞穂ちゃ
んも断る理由がありません。ということで、ダンスパーティに男性役として
出席することに。

　で、一通り話をし終えたあとは、その降誕祭までの日常が描かれます。

　ここまで来ると、瑞穂ちゃんの周りの状況が、かなり落ち着いてきている
のが判りますね。

　というのも、もう物語も終盤なので、ここら辺はそれまでのヒロイン達の
好感度次第で、発生するイベントが異なります。

　貴子さんが恥ずかしがって、瑞穂ちゃんの前から逃げるように去っていく
とか、ダンスの出来ない由香里ちゃんが瑞穂ちゃんにダンスを習ったりとか。

　ちなみに、期末試験もあるみたいですが、それは物語上はスルーされまし
た。（笑）

ダンスパーティー

　さて、そうこうするうちに降誕祭当日。

　ダンスパーティーで、見事なステップを踏み、他の女生徒と踊りまくる瑞
穂ちゃん。

　さすが、何でも出来るスーパーヒロイン。←（でも男だよぉ）

　他の女生徒の目は、瑞穂お姉さまと踊ってみたいという殺気にも似た雰囲
気で溢れかえっていました。

　ということで１時間半、ぶっ通しで踊り続けた瑞穂ちゃん。

　エルダーシスターは大変ですねぇ。

　ちなみに、ここでもヒロインごとの好感度でシナリオが変化しますので、
個々のシナリオでご堪能ください。

　でも、このシナリオで特筆すべきは、「一子ちゃん」ですね。

　一部のヒロインで好感度を上げていると、「一子ちゃん」との最後のダン
スになります。

　そう、文字通り、最後のダンス。

　未練を持ってこの世に残っていた「一子ちゃん」は、光となって天に召さ
れていく。

　正直言って、このシーンには泣きが入りますよ。

　そして、その後に現れる、瑞穂ちゃんそっくりの女生徒。

　そう、それは「一子ちゃん」のお姉さまであり、瑞穂ちゃんでさえも顔を
覚えていないお母様。

　「ありがとう」と言って、姿を消すお母様。

　そう、これで「一子ちゃん」は、ようやく大好きなお姉さまの元へと旅立
っていった。

　クリスマスの夜に訪れた、一つの奇跡ですね。

第六話はここまで

　ということで、第六話はここまでです。

　かなり端折った部分が多いんですが、さすがにここまで来ると、共通シナ
リオの中に、かなり個別シナリオが含まれてきているので大変。

　ということで、次回からはついに個別シナリオになります。

　どれも個性のあるヒロイン達。そして、エルダーシスターとして、女学院
で過ごし続けた瑞穂ちゃんの結末。

　さて、どうなりますことやら。