感想（第四話・私たちの十月革命）

　さて「世にも奇妙な出来事」が起こった九月でしたが、そんなことでめげ
る、我らが瑞穂ちゃんじゃありません。

　今日も元気に「お姉さま」を勤め上げています。

　もうすっかり、「お姉さま」と呼ばれることに慣れてしまった瑞穂ちゃん。

　その素振りも普通になり、時には本当のお姉さまのようになって落ち込む
こともしばしば。

　というか、もっと落ち込んでくれ。面白いから。（笑）

　さて、では今回の共通シナリオ。

　物語の中心にいるのは、寮で瑞穂ちゃんの世話をしてくれて、瑞穂ちゃん
も「自分の妹」（みたいな）と思っている「周防院奏」ちゃんです。

　いつものごとく学園生活を送っているある日、奏ちゃんの頭に付けている
リボンについて、生徒会長である「厳島貴子」女史から注意・勧告を受けて
しまいました。

　過剰な装飾品ということで校則違反だと。

　しかも会長権限による生徒会からの正式な勧告なので、従わない場合は、
それ相応の罰を受けることに。（でも、校則違反の罰って何だろ？）

　突然のことに、その場に居合わせた瑞穂ちゃんは何も出来ず。

　しかし、後になって悲しそうな奏ちゃんの態度を見て・・・更に、その事
を効いた紫苑さん、まりや達が結束して勧告を取り下げるように書類を提出。

　ここに、生徒会長ＶＳエルダーシスターという、学園を代表する二人の生
徒の真っ向対決が実現いたしました。

　といっても、この勝負は実際には、月末に行われる生徒総会による全生徒
による投票（？）みたいなもので行われる為、この時点ではまだ勝負は判ら
ずじまい。

　でも、裏で色々と根回しをする、まりやが何だかねぇ。

　実は、この「まりや」ですが、生徒会長である「厳島貴子」女史とは、こ
とある事に衝突する、いわゆる犬猿の仲。

　当然、今回のことも、まりやとしては黙っていられないということです。

　更に、この瑞穂ちゃんの奏ちゃんへの優しさが、思いもしない事件を起こ
してしまいます。

　それは、瑞穂お姉さま（イカン、何故か笑ってしまう）を、寮生だという
理由で独占している一部生徒（こいつらからはそう見えてる）が、奏ちゃん
に色々と嫌がらせをし始めました。

　廊下を歩いている時に突き飛ばされたり、呼び出しを受けて攻められたり。

　もちろん、我らが瑞穂ちゃんは、その現場を押さえてその生徒達に、見事
な正論で、その行為そのものを糾弾しました。

　奏ちゃんは、自分の妹です！」とまで、はっきりと言っちゃったし。

　いや、実際に妹ってわけじゃないんですが、妹みたいな人ということなん
でしょうね。

　とりあえず、その場はそのままで収まったものの、奏ちゃんのショックは
大きかったみたいで、とうとう泣き出してしまいました。

　え〜、ちなみに選択肢次第では、ここで奏ちゃんの生い立ちとかが説明さ
れるイベントに突入するんですが、ここは共通シナリオなので省きます。

新たなる火種

　さて、いよいよ生徒総会の日。

　紆余曲折、色々ありましたが、生徒全員の意見では、今回の奏ちゃんのリ
ボンについては、「過剰な装飾品として認められない」という意見が大多数
を締め、奏ちゃんへの勧告は取り下げられることに。

　さすがは瑞穂ちゃん。

　紫苑さんやまりやの手助けがあったとはいえ、生徒会の決定を覆す結果を
出したのは、まさにエルダーシスターと言えるでしょう。

　でも、これで新たなる火種が。

　それは、瑞穂ちゃんの知らない場所で起こっていました。

　総会終了後、貴子さんへ今回のことを得意気に自慢する、まりや。

　ところが、事前に瑞穂ちゃんとの会話で「どの様な結果が出ようとも、ど
ちらの意見も間違っていない」という瑞穂ちゃんの言葉を聞いてるだけに、
貴子さんはそんな言葉も何処吹く風。

　挙げ句の果てに、「結果を出したのは瑞穂お姉さまであって、あなたでは
ないでしょう？」と、まりやの神経を逆なでする捨て台詞を残して去ってい
きました。

　この言葉に、まりやが暴発。

「瑞穂ちゃんなんて、私がいなければ何も出来ないんだから」

　とまあ、身内に火がついちゃいました。

　さて一方、見事な敗北を喫した生徒会長「貴子さん」ですが、実際にはこ
ちらも心中穏やかではなかった様子。

　事前に聞いていた「どちらも間違っていない」発言があったものの、常に
自分の意見と対立する態度を取るお姉さまの真意が判らないと。

「お姉さまは、私の敵なのですか味方なのですか？」

　とこちらも、一人で自問。

　う〜ん、何だか知りませんが、瑞穂ちゃんの知らないところで火種が出来
ちゃってます。

　どうなることやら。

第四話はここまで

　ということで、第四話はここまでです。

　ここまで来たら、共通シナリオ全部行っちゃいましょう！（開き直った）

　個別のシナリオに入っても、どうせ通る道なんですから。
（ちなみに、プレイ中は一度クリアすると、かなりうざいです）

　ということで、次回もお楽しみに。