感想（第三話・真夏の夜の恋人たち）

　夏休みが終わり、学園に生徒達が戻ってくると、いつもの活気があちらこ
ちらで見られるようになります。

　そんな中、スタートと同時に、ある人の過去の話から始まるこの第三話。

　共通シナリオが多いものの、この声からすると、どうやら「緋紗子先生」
のようです。

　ということで、時々「緋紗子先生」の記憶が交差しながら物語は進みます。

　この間、他のヒロインの伏線イベントがいくつか発生するんですが、それ
はそれぞれのヒロイン感想のところで。

　さて、メインで進んでいくのは「緋紗子先生」の過去。

　この学園の卒業生でもある「緋紗子先生」が、まだ学生の頃の話が語られ
ていきます。

　それは、ある女生徒との切なくて、悲しい恋物語。
（しかし、女子校って本当にこういうふうに女の子同士くっつくのかなぁ？）

　そのことに、瑞穂ちゃん達が気が付くきっかけは、音楽室の怪談話からで
した。

　どうやら、夜な夜な、音楽室からピアノの音が聞こえるとの噂。

　まあ、何処にでもある学校の怪談なわけですが、寮に住んでいる瑞穂ちゃ
ん達は、校舎に近いということもあり、ある夜、その真実を確かめに行くこ
とに。

　ちなみに、ヒロインの一人、「上岡由佳里」ちゃんは恐がりの上、幽霊と
かが大の苦手なので、初めからガタガタと震えて、顔はギャグ顔のまま、固
まってしまってます。（笑）

　更に、すでに幽霊である「一子」ちゃんまで怖がっている始末。

　え〜と、何故に幽霊まで怖がるんでしょうか？（笑）

　そんな中、突然の雷、更に暗闇で光る「一子」ちゃんを見て「由佳里」ち
ゃんが気絶しちゃいました。

　そんなこんなでドタバタしていると、何故か瑞穂ちゃんと、まりや達が別
れ別れに。（ここは好感度の高い順で瑞穂ちゃんと一緒になるパートナーが
変わるのかな？）

　しょうがないので、とりあえず音楽室を目指す瑞穂ちゃんと他一名。（笑）

　ところが、音楽室の前に人影が。

　それは、「緋紗子先生」でした。

　どうやら、夜勤の様子で、見回りに来ていた感じです。
（実際は、違うんだろうけど）

　で、早速注意を受けてしまう瑞穂ちゃん達。

　ちなみに、ここで選択肢が出るんですが、その選択次第では「緋紗子先生」
のシナリオは見れないので注意。

（ただし罰当番として、バックに薔薇の花を背負ってトイレの掃除をする瑞
穂ちゃんのイベントが見れます（笑））

　さて、本題。

　「緋紗子先生」に自分の思いを伝える瑞穂ちゃん。

　そして、それを否定する「緋紗子先生」ですが、音楽室から聞こえてくる
ピアノの音により、更に混乱。

　でも、瑞穂ちゃんに説得され、そして音楽室に入る「緋紗子先生」。

　そこにいたのは、「緋紗子先生」と両思いでありながらも引き裂かれ、数
奇な運命を辿った一人の女生徒の幽霊が・・・

時を越えて結ばれる二人

　その女生徒の名前は、「長谷川詩織」。

　それまで「緋紗子先生」の回想で何度か出てきた少女でした。

　この二人は学生時代、互いに惹かれ合っていたものの、その思いを伝えき
れず、「緋紗子先生」の突然の転校と、「長谷川詩織」という少女の身に起
きた不幸（事故により死亡）によって、永遠に引き裂かれてしまったのでし
た。

　けれど、どういう奇跡が起きたのか、こうして久しぶりに出会う二人。そ
して「緋紗子先生」も時を越えて、かつての容姿に戻り、果たせなかった思
いを伝え、そして二人は結ばれます。
（でもなぁ・・・まあ、いいんですけど。１８禁ゲームだし）

　その様子を、瑞穂ちゃん達はまるで夢を見るみたいにみていました。

　全てが終わり、現実世界に戻ると、そこはいつもの学園。

　さっきまで何があったのか、何が原因でこういうことが起こったのかは判
らずじまいになりましたが、ただ一つ判ることがあります。

　それは、「緋紗子先生」が、過去の呪縛から解き放たれたことでした。

「緋紗子先生」シナリオはここまで

　ということで、「緋紗子先生」シナリオはここまでです。

　え〜と、共通的に見れるシナリオなので、この人をヒロインとして見てい
いかどうか疑問なんですが、とりあえず物語に出てくるのでご紹介というこ
とで。

　さて、とりあえず、一人のヒロイン（？）の物語が終わりました。

　他のヒロインは・・・とりあえず共通シナリオを全部紹介してからですか
ね。