感想（大空寺あゆ）

　サブヒロインの一人で、二章からはじめて登場する凶悪な性格の持ち主。
マニュアルによると、大空寺財閥の御曹司で、帝王学の一環として民草の
生活を垣間見るという名目の元、財閥の末端にあるファミリーレストラン
「すかいてんぷる」でアルバイトをしてるらしい。

　目つきが悪くて、口も悪いが意外と美人。（好みによる？）

　ちっこい身長だけど、意外にスタイルは抜群。（こら）

　愛称はあゆあゆ。（某社のキャラと同じ名前故、こうなる）

　しかし、外見はどうみても「ルリルリ」（笑）（一目見て思ったもん）

　主人公・鳴海孝之のバイト先の同僚なのだが、口を開けば痴話喧嘩する
という間柄。

　もっとも、それはお互いが本音をぶつけ合うという意味で、とても良い
関係に他ならず、あゆシナリオにおいてはそれによって二人は徐々に惹か
れ合うようになる。

あゆエンド感想

　遙と水月、そして茜に会うたびに辛い現実をつきつけられる孝之が、ほ
んの一時でもその現実を忘れることが出来る場所。それが、このバイト先
である「すかいてんぷる」。

　そして、その場所にいる、常に本音をぶつけ合い、悪ふざけが許される
相手、それがこの「大空寺あゆ」。本音をぶつけ合うが故に、気が付くと
お互いが必要な存在になっているという事実に気が付き、惹かれあうよう
になる。

　ちなみに、先にその感情に気が付いたのはあゆの方だったけれど、あゆ
自身は今まで馬鹿にしてた相手に惹かれていく自分の感情が理解出来ない
ため素直になれず、結局痴話喧嘩に走ってしまうという毎日を繰り返すこ
とに。

　でも、自分よりも他の娘を優先する孝之の行動をみて、その娘に嫉妬し
たりする面は、見てて可愛いの一言だった。（素直じゃないねぇ）

　結局、お互いの気持ちが伝えあえるようになったあとの二人の関係は、
この作品唯一といってもいいほどの理想の関係だと思う。

　終盤、「水月　ＶＳ　あゆ」という修羅場は、個人的に、この作品でも
三本の指に入る名シーンだと思うよ。（でも水月、可哀想だった）

　結局、辛い現実からは逃げることになるわけだけれども、過去のしがら
みを全て断ち切り、新しい生活を始めるという意味ではいいシナリオだと
思いました。

いろいろと言いたいこと……

　えー、このシナリオを終えたときの感想を一言。

「あゆ、彼女にしてぇ〜〜〜〜」（爆）

　いや、でも本当にこの女は、いい女だよ。

　うじうじと、いつまでも悩んでる男を励ましたり、断ち切れない過去を
断ち切ったりする様は、見ていて気持ちがいいの一言。

　ちなみに部屋を掃除された時は、主人公に感情移入していたせいか、こ
のヘタレ男と一緒になって怒りにくれました。

　でも、その後の展開を見てあゆの気持ちが判り、自らを恥じることに。
（同じ状況が現実に起こったら、私は間違いなく殴ってます）

　殴られることを覚悟の上で、男の足かせを断ち切る様は素晴らしいよ。

　水月は、結果的に孝之を甘やかしたわけだけれども、あゆは甘やかさず
に愛の鞭を振るって孝之を苦しみから解き放ったのだから。

　現実の世界でもこういう女はいますが、こういう女を側に置く男は、き
っと出世します。（もちろん、相性もあるけど）

　ちなみに、初登場時から私は、このあゆが気になって仕方ありませんで
した。外見は、一見妹キャラに入らなくもないんですが、実際にやってみ
れば、「姉さん・姉貴・姉御」という言葉がぴったり当てはまるほどの言
動が多いし、何よりもやってて楽しいから。

　お嬢様っていうのも好みだったしね。

　でまあ、あまりにも好みだったので、クリア順は二番目（メインキャラ
クリアしないと、サブキャラクリア出来ないから）だったし、ＳＳまで書
いちゃうし。

　ちなみに、このコーナーが出来たのも、あゆのことを書きたいからであ
って、あゆがいなければこんなコーナー作らなかったかもしれませんよ。

　ただ、不満点があるとすれば、シナリオのラストがねぇ。

　あれはないだろ、あれは。（オチとしては面白いかもしれないけど）

　出来れば、二人のその後を見てみたかったなぁ。

　いや、個人的にお嬢様との同棲生活っていうのがあまりにも身の上に染
みることがことが多いから。（笑）

　所詮、サブキャラの扱いだから、しょうがないといえばしょうがないん
だけどねぇ。

　あ、あと、これは絶対に不満なことが一つ。

　それは・・・

何であゆのキスシーンが無いんじゃ〜！

　遙、水月、茜、蛍、まゆまゆにだって、キスシーン（顔のドアップ）が
あるのに、何故にあゆにはないんじゃ〜！

　あゆのアップ画像があれば、きっと画面に（以下、変態的な発言なので
削除）←っていうか、ただの馬鹿？

最後に……

　まあ、何だ、結局シナリオ的には現実から逃げてしまうわけだけれども、
二人にはこの先、もっと辛い現実が待ってるかもしれないと思うのは私だ
け？
　一般市民とお嬢様という関係は、あまりにも障害が多すぎます。あゆは、
家の全てを捨てることさえ何とも思わないかもしれないけれど、あのお父
様が放っておくはずがありません。

　日本有数の財閥の御曹司ともなれば、当然のことながら連れ戻されると
いう事態が発生するでしょう。

　孝之君、その時どうするんだろうねぇ。（何てことを考えながら、ＳＳ
を作ってみたわけですけどね）

　えーと、このシナリオ、一応バッドがあるけど、そっちは特に書くこと
ないので割愛します。

　でも、あゆっていいよねぇ。「あゆ様」ってお呼びしたいよ。現実にい
たら、是非おつき合いを〜！（「近寄るなさ。このヘタレ男」とか言われ
そうだけど）

　本当は、まだまだ書きたいことがいっぱいあるんだけど、キリがないか
らこの辺でまとめちゃいます。

　では、最後に一言。

「あゆ様ラブ〜」
　　↑
（かなり重傷。笑ってやってください）

ＰＳ　懺悔の部屋

私、あゆ様をお慕いしていたにも関わらず、あゆ様のお誕生日のことをす
っかり忘れてしまい、当日オフィシャルページで流れた、あゆ様のありが
た〜〜〜〜〜いお言葉を目にすることが出来ませんでした。

ああ、何て愚か者なのでしょうかぁ〜〜〜〜
　　↑
（いいから、もう終わりにしろっての）