感想(朱子)


以下、ネタバレが含まれてます。
未プレイの方は、
以下の文章を読まないことをお勧めします。


自称・久遠寺家専属メイド長

 本作品サブヒロインにして、自称・久遠寺家専属メイド長「朱子」。

 主人公が拾われた久遠寺家のメイドで、主に家事全般を担当。

 外見はどう見ても日本人なんだが、実は「イタリア人」で、森羅様がイ
タリア遠征の際に、執事長である「大佐」が盗人をしようとしていた彼女
をスカウトして日本へ連れてきた。

 性格は、とにかく明るく元気で攻撃的。

 料理に関して、とても素晴らしい腕を持つが、少々金にがめつい面があ
る。

 ちなみに、森羅様の専属でもあり、更に森羅様に完全に惚れこんでいる
ため、主人公が近づくと威嚇される。

 というか、主人公とは完全にそりが合わない。

 ちなみに名前の「朱子」は、ベニスと読み、彼女の生まれ故郷であるイ
タリア・ヴェネツィアをもじったもの。

 本名は不明である。

朱子シナリオ感想

 個別シナリオに入ると、こいつの考えてることとか、過去の経歴とかが
明らかになってきます。

 子供の頃からの苦しい過去。そして日本にやってきて、久遠寺家のメイ
ドとしての幸せな日々。

 でも、主人公とは完全にそりが合わないため、最初は喧嘩の日々。

 しかし、境遇が似ているためか、徐々に仲がよくなりはじめ、そして最
後には恋人同士になってしまうと。

 ちなみに金にがめついのは、それなりに理由があって、子供の頃みたい
に酷い日々を送らないように、金があれば幸せになれると思っているから。

 でも、もちろんそんなことはないですよね。

 シナリオの最後には、その思いを変えさせるようなイベントが待ってい
ます。自分の尊敬する森羅様のやり方を見てね。

 とまあ、こんな感じのシナリオだったんですが、う〜ん、やっぱりどう
もパンチ不足ですね。

 恋人同士になってからは、やっぱりベタベタの甘い展開が待ってるわけ
ですが、そのギャップがね。これは「つよきす」でやったしって展開なわ
けで。

 あ、でも「弟ラブ」を自称する主人公の姉「美鳩」が、二人が恋人同士
になったあと、台所で包丁研いでたのはさすがに笑いました。

 「雇い主」ならともかく、同じ身分のメイドに取られるなんて〜、って、
笑顔で包丁研ぐのは怖いですよ〜〜〜〜〜。

 まあ、これはすぐに収まりましたけどね。

 さて、そんなこんなで執事とメイドがくっついた物語その1です。

 二人は今後も、この家で仲良くお仕事を続けるのかな?


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