感想(知らない記憶)


以下、ネタバレが含まれてます。
未プレイの方は、
以下の文章を読まないことをお勧めします。


矛盾する記憶

 物語りが進むと、平穏な日常と異常な出来事の境界線が曖昧になって
きます。それは日々が続いていくたびに、主人公である士郎の心の中に
わだかまりとなって大きくなってきました。

 そして、ある日、士郎はついに凛へ相談します。

 普段、普通に生活している分には何もない日常。

 でも、夜になると異常が起きる。にも関わらず、朝になれば何事も無
かったように普通の日常が繰り返されている、この矛盾。

 起きたことが起きていない。でも、それは士郎の中では、確かに起き
たという記憶として残っている。

 知らないはずの夜の戦闘。知らないはずの8人目のマスター。

 それらの話を一通り話し終えたあと、凛が答えました。

 そもそも、凛も今この町で起きている異常な状況を少しずつ理解し始
めているようです。

 まだ完全に理解するまで時間がかかるみたいですが、それでも今士郎
が感じている違和感については説明が出来るとのこと。

 それは、士郎は平行世界での自分を見ているのではないかと。

 微妙に異なったいくつかの世界が時間軸上に平行して存在しており、
その世界それぞれに存在している士郎が、別の世界の士郎の記憶を見て
しまっているのではないかと。

 つまり、何処かの世界で、士郎はありえない戦いを行っていて、その
記憶が今現在の士郎に流れ込んできている。

 でも、士郎にはそんなことをした覚えがないから違和感のある記憶と
して捕らえられているという感じ。

 士郎もこの説明で、だいたい意味が判ったみたいです。

 というか、私も理解しましたが。

 凛は、今後も調査を進める予定ですし、士郎も当然調査していきます。

 その先には、一体何があるのか・・・

感 想

 平行世界での自分の記憶を見ているという凛の説明。

 実際プレイ中は、図解で説明してくれるので、更にわかりやすいです。

 さて、この理論でいくと、本当にいくつもの世界が存在していて、そ
れが4日間というループを生み出しているということに。

 もっとも、その原因がまだ特定されていないのが実情。

 なぜ、この4日間が繰り返されるのか。

 それは、夜の戦いにのみ出現する「バゼット」達も同じことを感じて
いたはずです。

 さあ、それぞれの登場人物の動きが、一つに集約されてきました。

 いよいよ、物語が一つにまとまってきましたよぉ〜。


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