感想(筺の中に少女が)


以下、ネタバレが含まれてます。
未プレイの方は、
以下の文章を読まないことをお勧めします。


ぴったりと収まっていた

 それは、ある日のこと。

 学園祭の打ち合わせのため生徒会室にて行われた押し問答。

 生徒会長である「柳洞一成」君は、美綴&遠坂コンビの意見の前に、
少々劣勢を強いられていました。

 そこに助け船を出したのが、我らが士郎。

 本当に、士郎って色々なことを当たり前のように引き受けるよなぁ。

 こんな風に、気を利かせて仲介役になったりするんだもん。

 で、話は後日、休みの日に遠坂邸で行うということで決着し、この日
はお開きとなりました。

 で、その遠坂邸で行われる学園祭打ち合わせの二日前。

 士郎は、当日使うであろうお茶とかの買い出しを済ませて、凛の家に。

 こういうところまで気を回すんだ、凄いよ士郎。

 でも、事件は起こりました。

 士郎が遠坂邸に着いても、凛が出てきません。鍵も掛かっていないの
で、そのまま邸内に入る士郎。

 しかし、何処を探しても、凛の姿がありませんでした。

 玄関の鍵は無施錠。

 ここ一番で、大ポカをやらかす凛とはいえ、いくらなんでもこれは無
いだろうと思い、凛の部屋に行くとそこには奇妙な状況が。

 テーブルの上に広げられた資料。飲みかけのティーカップ。

 まるで、ついさっきまでここに凛がいたということを物語るような状
況がそこにありました。

 ・・・何かあったのか?

 士郎でなくても、この状況を見れば、そう結論するでしょう。でも、
そんな時でした。

 部屋の片隅に置いてある、見るからに「宝箱」という感じの筺の中か
ら、何やら物音が。

 「筺の中に少女が入っていた」

 何だか、画面にそんなフレーズが浮かび上がるんですけど・・・(笑)

 でも、そこに置いてある宝箱は人が入れるはずもないくらい小さい。

 「まさか」と思い、士郎が筺を開けてみると。

 「ほう」(ため息)

 すぐに筺を閉める士郎。

 今、確かに凛が筺の中にいたような。(笑)

 で、よく目を擦り、心を落ち着かせて、再度筺を開きました。

 「ほう」(ため息)

 「筺の中には少女がしょんぼりと入っていた」

 「てへへ、びっくりした?」

 筺にジャストフィットしたサイズの凛が照れ笑いを浮かべてました。

 「バタン」と勢いよく筺を閉じる士郎。

 そして、「いないから。遠坂が中にいるなんてないから」と自分に言
い聞かせます。でも・・・

 「ゴトン!ゴトン!ゴトン!ゴトン!ゴトン!」

 筺が暴れてます〜〜〜〜〜〜〜!!!(爆)

 改めて筺を開けると、そこにはやっぱり凛が。

 「どういうこと?」と思っている士郎を後目に、凛が筺から出てきま
す。それは、遠近法を無視したかのような光景。

 明らかに凛の体よりも小さい筺の中から、凛が出てくるんですよ。

 これ、どういうこと?

 すると、呆気にとられてる士郎を見て、凛が説明を始めました。

 この宝箱は遠坂家に伝わる特殊な宝箱で、並行世界を自由に行き来出
来る魔法遣い「ゼルレッチ」が「第二魔法」の応用で作ったというもの。

 その用途とは、筺の容積にかかわらず、中になんでも入れてしまうと
いう、ある意味無限の収納が可能な宝箱。

 いやはや、凄い宝箱があったものですね。これなら、サイズ違いの凛
が中にいてもおかしくはないです。

 ただ問題は、何故その中に凛がいたかということ。

 凛の説明では、急に思い立って宝箱の整理をしていたらつっかえ棒が
外れて中に落ちてしまったとのこと。

 あ〜、それはまた不運なことで。

 というか、これも遠坂凛の特殊スキル・「大ポカ」じゃないかい?

 まあ、それはともかく、凛が説明をしている時に、つっかえ棒の役割
をしていたものを見つめる士郎。

 その杖は、どうみても、どこぞの「魔女っ娘」が扱う杖にしか見えな
いんですが・・・(笑)

 で、その杖を手に取ろうとした士郎を見て、慌てて凛が止めに入りま
す。

 しかし、勢い余った二人は、そのまま宝箱の中へ〜〜〜〜〜。

 二人の運命やいかに。

感 想

 さて、大変なことになりましたねぇ〜〜〜〜〜。

 どんな大きい物でも収納してしまう宝箱。いやはや、とんでもないも
のが凛の家にはあるものです。

 しかし笑っていられないのも事実。

 さて、筺の中に落ちてしまった二人はどうなるのか?

 刮目して次回を待て!(コラ)


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