感想(士郎・再び夜の街へ)


以下、ネタバレが含まれてます。
未プレイの方は、
以下の文章を読まないことをお勧めします。


繰り返される夜

 夜の街は、特におかしい出来事が起こる、という今回の物語。

 お話が進むにつれ、夜の行動範囲が広くなったり、護衛の為にセイバー
を連れて歩けるようになったりしますが、それでも奇妙な出来事が起こる
ことに変わりはありません。

 士郎は、相変わらず、すれ違った人が獣の姿をしていても、静かな住宅
地に響く悲鳴が聞こえても、何とも思っていません。

 ちなみに、セイバーにはそれらが見えなかったり聞こえなかったりして
ます。

 う〜ん、これはどういう状況なのでしょうか?

 そんなこんなで、これまた4日目の夜に起こる出来事。

 黒い獣に埋め尽くされる夜です。

 そして、あの謎の少女、「カレン・オルテンシア」が姿を現す夜でもあ
ります。

 そして、今回も以前と同じ公園で士郎は彼女と出会います。

 でも、今度は少し様子が違いました。

 セイバーを連れて歩けるようになると到達するこのイベント。

 セイバーが、あの獣を片っ端からねじ伏せていくんですが、その隙をつ
いて、士郎が彼女に近づいた際に少しだけ会話があります。

 「私達は、ここで出会うべきではない」と。

 訳の判らない士郎が、彼女を捕まえようとすると、今度は赤い布で体中
を絡め取られてしまいます。

 彼女の言葉では、この布は「マグダラの聖骸布」。男性では、決して抜
け出せないという代物らしいです。

 しかし・・・何とも妙な物ですね。「マグダラ」って、あの「マグダラ」
ですよね。となると、聖書関連、つまり教会が関わってるってことですよ
ね。

 この娘は、教会の関係者でしょうか?

 いや、それにしても、この獣を操っているというのはどういうことなの
か?

 そうこうしているうちに、彼女の様子がおかしくなり、その場から逃走。

 入れ違うように、セイバーがやってきて士郎を絡め取っている布を切り
裂いて助けてくれました。

 もっとも、周りにはあの獣が屯していて、まだ戦闘は続いている模様。

 士郎は、あの少女を捕まえなきゃと言って、後を追おうとしましたが、
ここでセイバーが「あの少女とは?」と驚いた表情で聞いてきます。

 どうやら、セイバーには彼女が見えてないみたいです。

 やっぱり何かおかしい感じがしますが、我らが正義の味方、衛宮士郎は、
そんなこと気にもせずに、後を追いかけます。

 ちなみにセイバーはというと、獣達からの一斉攻撃で身動きが取れませ
ん。獣は数が多いだけで戦闘力が低い為、セイバーの相手じゃないですが、
それでも数が多いという厄介な利点があるので大変です。

 しかも、獣達は本能的に、士郎よりもセイバーの方が強いということで、
士郎を無視して次から次へとセイバーへ殺到していきます。

 そんなセイバーを後目に、士郎は公園の奥深くで倒れてる少女を見つけ
ました。

 でも、その様子が明らかにおかしいです。

 体から血を流し、まるで何かに耐えるように身悶えしています。

 それを見て近づく士郎ですが、「ダメ、やめて、こないで」という彼女。

 そして、士郎がその体に触れようとした、その時でした。

 ・・・それは、信じられない光景。

 少女の体から、無数の牙みたいなものが、その体を突き破るように現れ、
士郎の体を串刺しにしていました。

 当然、そこで息絶える士郎。そして、僅かに残った理性で、目の前の惨
劇を記憶に留めます。

 どういうことなのかと。

 そして、何が起きたのかと。

 ただ、この時点で判ったことは、少し前に彼女が言ったとおり、「自分
達は、ここで会うべきではない」ということだけでした。

 一体、この少女の正体はなんなのでしょうか?

 謎が謎を呼びます。

感 想

 明らかに何かを知っている少女「カレン」。

 そして、その彼女の周りに屯す、謎の獣たち。

 まだまだ、この時点では何が起きているのか判りません。

 ただ、士郎には見えて、セイバーには見えないということが、何か意味
があるみたいです。

 それにしても、まだまだ謎だらけ。

 謎は深まる一方です。

最後に

 ということで、この感想はこの辺で。

 謎の少女、「カレン」。

 そして、獣。

 何故か必ず4日目で終わる世界。

 謎だらけの夜の街。

 さあ、一体何がどうなっているのでしょうか!
(クリアしてると、どうにも盛り上がりに欠けるなぁ)


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