感想（食いしん坊万歳）

　この作品で「大食いキャラ」と言えば？

　こんな質問を投げかけると、決まって帰ってくるのは「セイバー」だろ
う、と殆どの人が答えます。

　前作でも、かなりの大食いを披露してくれましたしね。

　しかし、本人は「大食い」ではなく「美食家」であるとのこと。

　まあ、セイバーが生きていた時代の食事なんて、雑穀が当たり前の時代
だから、美味しいものに目がないのはしょうがないことでしょう。

　でもね・・・ご飯をもりもり食べるその様は、どう見ても大食いなんで
すけどぉ〜〜。

　おまけに、士郎の家には「ライダー」も同居しているわけですが、その
「ライダー」曰く、「あなた（セイバー）は燃費が悪すぎです」とのこと。

　ああ、同じサーヴァントである「ライダー」からもそんな発言が。

　確かに、「ライダー」は食事は、お茶碗一杯だけですからね。
（もっとも、この人は別のところで血を吸ってるんですが）

　ということで今回、セイバーは食べてるシーンがとても多いです。

　朝食時、シリアスな話をしていても「おかわり」とお茶碗を差し出すし、
街に出れば大判焼きを頬張って登場したり、終盤のイベントでは焼き芋を
頬張って、その余りの美味しさに言葉を忘れ、目をキラキラさせて士郎の
言葉にうなずいていたりとまあ、イメージ的に「何処でも何か食べてる」
って印象が滅茶苦茶強いです。

　何しろ、場所移動の際に表示されるセイバーのアイコンも、選択した瞬
間にセイバーの横にお茶碗が出るくらいですから。

　そんな中、これも終盤のイベントなんですが、セイバーのアホ毛につい
てのイベント時。

　セイバーの頭から一房だけピョンと出てる髪の毛が、龍の逆鱗なのでは
ないかと凛と士郎が思って、思わず引っぱっちゃった時でした。

　初めは、危険を察知したセイバーが無意識的に士郎を投げ飛ばしました
が、二度目は見事に成功。（もっとも、何だか画面が真っ白になったけど）

　でも、その後に現れたセイバーは・・・何とブラックセイバー！！！！

　うぎゃ〜〜〜〜！！！！！っと叫んだのは、プレイ中の私。（笑）

　これは、前作の「桜シナリオ」で登場した、あのブラックセイバー！

　でも、何だか普通に会話してますよ。いえ、かなり高飛車な上に、何か
凄い目つきとプレッシャーを浴びせかけてきますが。

　思わず腰が引ける士郎と凛でしたが、セイバーが「お腹が空いた」との
ことなので、食事を用意する士郎。（この時のセイバーの目が怖い）

　で、出された食事を食べて一言。

　「腕が落ちたな、士郎」

　その後、セイバーが要求したのは、何とハンバーガー。

　しかも、一個や二個でなく、それはもう沢山、もぎゅもぎゅと頬張りな
がら、食べ散らかしていきます。

　はい、私は大爆笑！

　何と、ブラックセイバーになると、食事の嗜好すら代わってしまうんで
すねぇ。

　もっとも、変わらないのはその量ですが。

　いや、むしろパワーアップしてないかい？

　士郎と凛が、必死になって作り続ける凄い量のハンバーガーを、次から
次へと片づけて行くブラックセイバー。

　ちなみに、この時士郎は泣きながらハンバーガーを作ってました。

　どうやら士郎は、「食事のことでセイバーから文句を言われた」ことが、
かなりショックだったみたいです。

　それが例え、ブラックセイバーが相手だとしても。

　どうやら士郎にとって、セイバーに食事を作ることは、ある意味「喜び」
みたいな感じになっていたみたいですね。

　それが、こんな味も素っ気もない、大量のハンバーガーを作る羽目にな
るとは〜〜〜〜、ってことで泣いてます。

　セイバーが、属性が変わってもセイバー。で、基本はやはり「大食い」
なんですね。

　いやはや・・・

感　想

　いえ、とにかく、セイバーが出てくると食べ物関連の話が多いんですよ。

　というか、殆どそういう意識を植え付けられちゃってるみたいで。

　「美食家」のはずが「大食い」の設定になってしまったセイバー。

　ああ、あの可憐で美しく、凛々しいアーサー王の威厳が・・・

最後に

　セイバー関連のイベントはコレだけじゃないです。（と、フォロー）

　もう少し後の更新で、凄いセイバーが出てきます、はい。

　でも、それ以外では・・・

　きっと、今日もセイバーは、「士郎、ご飯まだですか？」って言ってる
ことでしょう。