感想（新妻・キャスターの日常）

　さて、ちょっと変なことになっている冬木の街ですが、そんな中で幸せ
を満喫している者がいます。

　そう、「戸籍をでっち上げ」て、葛木先生と結婚した、サーヴァント中
随一の策士「キャスター」です。

　朝は「宗一郎様」の為に食事を作り、昼は・・・有閑マダムのように煎
餅食べながら昼ドラみたり（笑）、夕方になると愛する「宗一郎様」の為
に夕食の買い出しにスーパーへ行くと、すっかり主婦をしております。

　また、その他の用事もあるようで、士郎が街に出るとそれはもうあちら
こちらで見かけます。

　他の主婦に混じりお買い物に来てたり、お弁当を作って学校に来たり、
あと趣味のボトルシップ作成の為の材料を買ってきたり、これまた趣味の
フリフリレースの服を買ってたり（これはセイバーに着せるらしい）とま
あ、何と言っていいやら。

　そんなキャスターにも悩みがあるそうですが・・・もっとも、その殆ど
がノロケ話。

　「宗一郎様」の為、食事を作りたいけど、まだ料理は苦手だとか、食材
が何がいいのか判らないとか・・・そんなことを言いつつも、幸せ感を醸
し出して鬱陶しいくらい。

　まったく、こいつは本当にサーヴァントなんだろうか？

　とまあ、そんなことを思って見てるこちら側ですが、ギリシャ神話にお
ける「魔女メディア」の生い立ちを考えれば、こんな風になってもおかし
くはないのかなと思ってみたり。
（「魔女メディア」の生涯に関しては、各自で調べてください）

　さて、そんな新妻キャスターさんですが、士郎がある時、こんなことを
訪ねます。

　それは誰よりも優れた魔術師であり、周りの変化に敏感なキャスターで
あれば、今この街で起きていることが何なのか判っているのではないのか
と。

　ところが、キャスターは「何も知らないし、知る気もない」とのこと。

　士郎は、あまりしつこく聞いてキャスターを怒らせると後が怖いという
こともあり、さっさと引き下がっちゃいましたが、その雰囲気からして、
何かしら気が付いてることは明白。

　どうもキャスターは、今現在のこの日常が気に入っている様子ですね。

　まあ「愛する宗一郎様」と一緒に過ごせるんだから、当たり前と言えば
当たり前なのかもしれないけど。

　ということで、新妻キャスターさんの日常でした。

感　想

　しかし、まあ・・・前作のキャスターの所行は何処へやら。

　あれだけ引っかき回してくれたコイツは、平和と幸せに浸りきっちゃっ
てますよ。

　もっとも、怒らせると何されるか判らないので油断は出来ないんですが。

　とにかく、「魔女メディア」の尊厳すら失われかねないそのお姿。

　皆さんで、微笑ましく見守っていきましょう。　

最後に

　あれぇ？

　何だか、こうやって書くと少ないなぁ。

　ちょっと端折り過ぎたかな？

　でも、詳しく書くとキリが無いしなぁ。

　とりあえず、キャスターさんは、楽しい日々を送っているということで
す。