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教会内外での戦い
先は長いですが、とにかくいきます。
教会に辿り着いた士郎達。すると、その前に立ちはだかったのはアーチ
ャーです。どうやら、キャスターはここの見張りをアーチャーに命じた様
子。
で、あざ笑いながら士郎達を見るアーチャーは、どういう策を立ててき
たのかと問いかけます。
すると、その途端に現れるランサー。
その姿を見て、アーチャーは自分も裏切ったが、凛の切り替えの早さも
中々だと、凛を挑発します。
でも、そんな挑発に乗らず、アーチャーの相手はランサーに任せて、凛
＆士郎は教会の中へ。それを見送るアーチャーとランサー。
そう、プロローグで対峙した二人の再戦です。
一方、教会の中に入った凛＆士郎は、葛木＆キャスターと対峙。こちら
も、士郎が葛木の相手を。凛がキャスターの相手をする形で戦闘開始。
さあ、どうなりますか・・・
蒼赤の戦い
まず視点は教会の外。アーチャーとランサーの戦いへ。
この両者の戦いは、まさにプロローグの再戦。ランサーの、稲妻のよう
な攻撃を、アーチャーが双剣で防ぐという形。でも、少し様子が違ってい
ました。
というのも、ランサーの攻撃が前回よりも遙かに早いこと。それは、ア
ーチャーの目で視認するのも困難な程に。
どうやらランサーは、前回の戦いで令呪の縛りがあったとのこと。それ
は各サーヴァントの戦闘能力を測る為。
なので、前回の戦いはランサーにとって本気の戦いではなかったとのこ
と。でも、今回はその縛りが無い。つまり、全力を出して戦うことが出来
ます。
さて、一方のアーチャーはというと、視認するのも困難なランサーの攻
撃を双剣を用いて紙一重で交わしていきます。
それは、長年戦い続けてきたアーチャーの戦闘時における勘だそうです。
ランサーのような天才的な力ではなく、凡人が経験を積み上げたことに
よって成し得る勘。それで、ランサーの攻撃を防いでいきます。
全力のランサーと、勘を頼りに防ぐアーチャー。両者の戦いは、一進一
退。でも、そのうちランサーの中に疑問が浮かび、一時戦闘を中止しまし
た。
そして、ランサーは問います。自分の全力の攻撃を、ここまで防ぎきる
アーチャー。これだけの腕がありながら、何故キャスター側に付いたのか
と。
ランサーは、アーチャーであればキャスター相手でも、十分に上手く立
ち回れていただろうと。
でも、アーチャーはそんなランサーの質問をあざ笑います。自分は、勝
利に寄り近い方法を選んだだけだと。
そして、英雄としての誇りを問うたランサーに言い放ちます。自分に誇
りなど無い。そんな誇りなど、そこらの狗にくれてやれと。
ここでランサーは切れます。何故、切れたかというと、ランサーの過去
と関係があるからでしょうね。（面倒なので割愛）
そして、ランサーはアーチャーとの間合いを１００メートルほど取り、
ある体勢に入ります。それは、ランサーの宝具使用の構え。でも、前回、
セイバーを相手にした時の構えとはまるで違います。
その体勢を見てアーチャーも何かを悟ったのか、双剣を捨て受けて立つ
構え。
一方、ランサーは１００メートルのうち５０メートルを一気に駆け抜け、
大きく跳躍。手に持っていた呪いの魔槍「ゲイボルグ」を、全魔力と共に
アーチャーへ向け投げつけました。
ここで説明が入りますが・・・これが凄い。
私、ランサーの正体を知らなかったので、その技も知らなかったんです
が、本来ランサーの持つ「ゲイボルグ」は投げ槍として用いられた物との
こと。
戦場で、敵軍に投げつければ無数の鏃となって敵軍を壊滅させたと言わ
れる呪いの魔槍。投げつければ、必ず相手の心臓を貫き、逃げても目標を
追い続ける、恐ろしい宝具。
それが、ランサーの持つ「ゲイボルグ」。
その宝具名は「刺し穿つ死翔の槍」。
一方、アーチャーはというと、その攻撃に怯むことなく立ち向かう構え。
そして、とんでもない物を持ち出しました。
それは、「ローアイアス」。
宝具名「熾天覆う七つの円環」。
トロイア戦争で、英雄アイアスが用いた盾だそうです。って、これは私、
知ってますよ。
英雄アイアスが用いた七枚重ねの大盾で、六枚目までは敵の攻撃で破損
したものの、七枚目には傷一つ付かなかったやつ。
何だか、花みたいな形になってるのはよく判りませんですが。
（後で調べたら、何となく判ったけど）
さて、最強の槍、ゲイボルグと最強の盾、ローアイアスの激突ですが、
ゲイボルグは、アイアスの防御をあっさりと貫いていきます。
あっという間に６枚を貫通。そして、伝説では届くことの無かった７枚
目に到達して、尚も勢いが落ちないと。
アーチャーは全魔力を最後の一枚に注ぎ込み、必死の防戦。そして、辺
りが閃光に包まれて、決着が付きました。
結果は・・・引き分け。
いや、戦いはランサーの一方的な勝利です。というのも、アーチャーは、
盾を破壊されほぼ戦闘不能状態。ランサーが攻撃をすれば、苦もなく倒せ
るでしょう。
でも、ランサーはそれをしません。それは、誇りが許さなかったから。
ランサーは最強の一撃を繰り出し、アーチャーを仕留めにかかりました。
それは、ランサーにとって必殺。次の攻撃など必要の無い、大技。でも、
それが防がれ、アーチャーは傷を負っただけで生きている。
自分の一撃が防がれたという事実が、ランサーを動けなくさせていまし
た。
そして、ランサーはアーチャーに問いかけます。
「何者だ」と。
アーチャーというクラスにありながら、双剣を持ち、ゲイボルグを防ぐ
程の盾まで持ち出した。そんな英雄、聞いたこともないと。
まあ、確かに、宝具っていうのは一人一個というのが原則みたいだった
しねぇ。アーチャーは実際、このシナリオの最初でバーサーカーとの戦い
において、矢の宝具（だと思う）を一度使ってます。
ローアイアスなんて宝具を持つということは、つまり宝具が二つあると
いうこと。それに、アイアスはトロイア戦争だし、アーチャーの持ってる
双剣は何だか中華風だし、矢は何だか洋風だし・・・
ランサーが疑問に思うのも当然ですね。
まさか、ギル同様、アーチャーのクラスにある奴って、複数の宝具を持
つとでも言うんでしょうか？
う〜ん、よく判りません。アーチャーって本当に何者？
でも、アーチャーは適当に返事をしてはぐらかします。う〜ん、まだ正
体を明かさないのか・・・
ところが、そんな時、アーチャーの口からとんでもない言葉が。それは、
「キャスターの監視が止まった」とのこと。
その言葉を聞いて、ランサーは皮肉を言います。その皮肉を受けながら、
アーチャーは教会の中へ。
どうやら、アーチャー。凛達を助けに行く感じですね。
裏切ったと見せて、キャスターをだまし討ちするつもりでしょうか。
いやはや、アーチャーって、本当に策士というか何というか・・・
一方、ランサーはというと、教会の横にある茂みに身を隠し、事の顛末
を見届けるとのこと。
アーチャーの正体は！？
さて、教会内では、士郎＆凛。葛木＆キャスターの戦いが続いています。
投影魔術で、アーチャーの双剣を手にした士郎は、葛木の攻撃をなんと
か防ぎ、凛は意外にも接近格闘戦でキャスターを圧倒していきます。
いやはや、凛ちゃん、接近格闘戦までこなすんですか、あなたは・・・
ますます、怖いヒロインになっていきますねぇ。
でも、一瞬の隙をつかれ、キャスターを守るために葛木が凛の前に。士
郎、何をしとる！
ところが、そこに現れたのはアーチャー。
キャスターと押し問答をした後、葛木の頭上に無数の剣をセット。それ
は、まるでギルの戦い方みたい。
でも、この時に、アーチャーはある言葉を口にしました。それは・・・
「投影開始」（トレースオン）
・・・え〜と、これって魔術・・・投影魔術だよね？
しかも、この呪文形式って、士郎と同じ？
魔術の術式って、いくつかあるんだろうけど、この物語でこの術式を使
うのは、今まで士郎だけだったんだけど。（凛はこんな術式じゃないし）
この時、私の頭に、ある疑問が。それは、アーチャーの正体ってのこと。
ひょっとして、アーチャーの正体は・・・でも、召還されるのって過去
の英雄のはずだけど・・・
さて、そんなことを考えているうちにも、物語は進みます。
葛木の頭上にセットされた剣は、そのまま葛木へ向けて落下。でも、そ
んな葛木を、キャスターが身をもって庇います。
魔術で盾を作ったりも出来たでしょうが、そんなこともせず無我夢中と
いう感じで・・・
そして、その素顔が晒されます。（いや、美人だこと）
そして、そして、葛木との最期の会話。この会話がとても泣かせます。
裏切りの魔女と呼ばれたキャスターが、ただ一人の相手を心から信じて
最期に身を持って守った葛木。
自分の願いは、さっきまで叶っていたというキャスター。つまり、キャ
スターにとって、葛木といることがただ一つの望みだったということです
ね。（純愛だなぁ・・・）
そして、キャスターは消滅。このシナリオで、大暴れしたキャスターは
最後に美しい死を迎えました。（キャスターファン、増えそうだなぁ）
さて、残された葛木はキャスターの敵を取ろうと、アーチャーに立ち向
かいます。でも、それは無謀な戦い。
キャスターの魔術が無くなった今、葛木はすでにただの人。確かに、格
闘術に優れてはいますが、サーヴァント相手に戦うのは無謀そのもの。
士郎は（選択肢で私が）止めますが、それを聞き入れては貰えず、葛木
はアーチャーを攻撃。
アーチャーは、その拳を眉間に受けましたが、その後に双剣で葛木を斬
り殺します。こうして、葛木＆キャスターの両者は、舞台から退場しまし
た。
さて、戦いが終わり、セイバーも呪縛から解かれ、ようやく一安心。で
も、それで終わりませんでした。
今度は、アーチャーが双剣で士郎を殺そうと襲ってきます。
何故なら、アーチャーの本来の目的は士郎を殺すことだからと。
その様子を見て、セイバーはアーチャーの正体を確信したようでした。
おいおい、本当かよ・・・でも、謎がまだいくつかあるけど・・・
さてさて、そうこうするうちに、士郎はアーチャーの手で追いつめられ
ます。凛が助けに入ろうとしますが、アーチャーが槍を凛の周りに突き刺
して即席の牢屋を作り動きを封じます。
今度は、呪縛が解かれたセイバーが士郎を助けに入りますが、契約が切
れ、魔力が底をついているセイバーでは、今のアーチャーに敵いません。
まさに絶体絶命。
ところが、一瞬の隙をついて凛とセイバーが契約。一流魔術師である凛
との契約により、ありふれんばかりの魔力を放出させてセイバーが復活し
ました。
こうなると、立場は逆転。単独行動能力のあるアーチャーとはいえ、マ
スターがいない今では、セイバーに勝てるわけがありません。
あっという間に、セイバーに力で抑え込まれてしまいます。
ところが、アーチャーは諦めず、また隙をついて一つの呪文を完成させ
ました。それは・・・
無限の剣製（Unlimited Blade Works）
このシナリオの副題になっているもの。永遠に続くかと錯覚するような
広大な大地。そして、そこに突き刺さっている無数の剣。
アーチャーは、これが自らの宝具だと言います。つまり、あのバーサー
カーを攻撃した矢も、いつも手にしている双剣も、ランサーのゲイボルグ
を防いだ盾も、ここの世界からこぼれ落ちたものだと。
全てが複製品。オリジナルには及ばないが、それに迫る力を持つ宝具の
山。そして、相手が宝具を用いるのであれば、同じものを寸分違わず複製
することが出来るという。
もし、ここでセイバーと戦えば、山のような宝具との戦いに。更に、ア
ーチャーは、セイバーのエクスカリバーでさえ複製することが出来ると言
います。
そうなれば、自分は負けるだろうけど、余波によって廻りにいる者達。
つまり凛や士郎も、生きてはいられないだろうと。
そんな話をしていると、アーチャーはまたまた隙をついて凛をさらって
いきました。（こいつ、何処まで卑怯な・・・）
そして、凛を助けたければ、郊外の森にある城に来いと士郎に告げます。
（それって、イリヤの住んでたあの城か？）
戦いの後に・・・
戦いが終わり、教会を後にする士郎とセイバー。そんな二人の前に現れ
るランサー。
理由を知らないセイバーが戦闘態勢に入りますが、士郎はそれを止めま
す。
ところが、ことの顛末を聞いて怒ったのはランサー。どうやら、アーチ
ャーのやり方がかなり気にくわなかったらしいです。
ランサーにしてみれば、アーチャーはてっきり凛を助けに行ったと思っ
ていた。にも関わらず、また裏切る行動を取ったから。
本来なら、ここで終わりにする協力関係でしたが、今度はランサー自身
の意志で続行に。
ランサー、かなりアーチャーに頭きてる感じですね。
一難去ってまた一難
とりあえず、凛シナリオ第七弾はここまで。
ついに物語から退場したキャスター組。でも、そのラストは見事と言う
べき散り方でした。
でも、その後に来る展開は、また大変なことに。
アーチャーの正体と目的。それが、ついに明かされます。
ということで、次回へ！
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