さて、今回も凛シナリオの続きです。
傷の手当てをする為に、凛の家にご招待された士郎。その豪華絢爛さに
驚きますが、もっと驚いたのは凛でした。
というのも、士郎の傷が殆ど治っていたから。
凛はもちろんのこと、士郎も何故こうなるのかは判りません。というか
このシナリオ、しかもこの時点ではセイバーの鞘のことは判っていないの
で、判らなくて当然なんですが・・・
さて、そんなこんなで話が進み、最後にやっと凛は「組みましょう」と
いう提案が。もちろん、それを受ける士郎。
目的は、学校に結界を張ってるマスターの打倒。
（はい、慎二君。あなたは、主役クラス二人に目を付けられましたよ〜）
さて、そんなこんなで話は進み、士郎は家に帰ることに。そんな士郎に
凛は一人では危険だと、アーチャーを護衛に付けてあげました。
が、この二人、どうやら相性が最悪のようです。
それこそ、今にでも戦いにでもなりかねない雰囲気。でも、アーチャー
は凛の命令には逆らえませんから、この時はこのまま無事に家に着きまし
た。
ただ、家の側まで来た時、アーチャーと交わした会話の中に、いくつか
気になることが・・・
一つは、アーチャー自身のこと。もう一つは、セイバーのこと。
え〜と、確かアーチャーって凛が召還をドジって、その際に記憶障害を
起こしてましたよね？
これって、ひょっとして、もうそれが治ってるんじゃないですかね？
まあ、それはさておき、無事に家に帰ってきた士郎。家では、桜が出迎
えてくれました。
家の中には、すでに藤ねえも帰ってきていて、いつもの団欒となってい
ます。その際に、美綴さんが無事だったことを聞かされ、安心する士郎。
しかし、結局、あの学校での士郎の行動は無駄になったわけですね。い
や、凛と仲良しになれたからいいのか。（怪我の功名だけど）
さて、士郎はちょっと桜のことを気にします。
というのも、先ほどのライダーとの戦いで、慎二の姿を目撃したことが
引っかかっています。
このまま、桜を家に帰していいのかどうか。そして、士郎の取った行動
はというと家に泊めると。
桜は恥ずかしがりながらも、多分「大喜び」といった感じでした。
（でも、この時の桜、本当に嬉しそうだったなぁ）
さて、次にセイバーへ本日のご報告です。当然、怒られます。しかも、
凛と協定を結んだことで更に怒られます。
どうやら、自分に何の相談も無しに協定を結んだことに腹を立てている
模様。
セイバーは、学校に潜むマスターを倒したら、元の敵同士に戻るのかと
問いつめてきます。
ここは選択肢なんですが、とりあえず適当に答えておきました。
（この辺り、後で痛い目に遭いそうですけど）
さて、一日が終わって、ご存じ夢です。
その夢は、セイバーシナリオで見ていた夢とは違います。これって、誰
の夢なんだ？（あとで気が付くんですが、この時は判りませんでした）
さてさて、翌日の学校。
よりにもよって、ぬけぬけと慎二が姿を現します。で、美綴さんのこと
を悪く言う慎二。
え〜、最低最悪の男だってことは判ってましたが、前のシナリオでの悪
逆非道ぶりを考えると、美綴さんの件はこいつが関わってますね。
ええ、そりゃもう、絶対に！（断言！）
そして放課後。何と、自分がマスターであることを白状して、手を組も
うとまで言ってきました。（しかも学校に結界を張ったのは自分だとも）
お前なんかと、手を組むはず無いだろ〜〜〜〜！！！！
ってことで、士郎は拒否。
ザマミロ！ この野郎！
一昨日来やがれってんだ！
（こらこら、落ち着きなさい）
あ、でも、その際に「敵同士になるなら、桜を返せ」と言われました。
確かに現在の状況では、桜を人質に取ってるようなものだけど。
くそ〜、慎二のくせに正論で攻めてきやがって〜。（こらこら）
結局、桜は家に帰っていきました。大丈夫かなぁ・・・
慎二なら、桜を人質にしたりするんじゃないかぁ〜？
さて、この日はこの後、寝るまで平穏な日常でした。でも、寝た後に問
題が起こりました。
それは、寝たにも関わらず、外を歩いている感じがすること。といいつ
つ、実際に外を歩いていたわけですが・・・
で、辿り着いた先は柳洞寺。そして、目の前に現れたのは、サーヴァン
トの一人「キャスター」。
どうやら、このキャスター。魔術を使って、士郎を遠隔地からここまで
呼びよせたらしいです。それは、とんでもない強力な魔術とのこと。
さすが、魔術師のクラスなだけはありますね。
（前のシナリオではギルに瞬殺されたのにねぇ）
さて、キャスターの目的ですが、それは士郎の令呪を奪うこと。令呪を
奪う。つまり、狙いはセイバーということになるんですかね。
一方、そのセイバーはというと・・・士郎がいないことと、何やら異変
が起きていることに気が付き、魔力の流れを辿って柳洞寺へ向けて一直線。
駄目駄目なマスターの世話は大変ですなぁ。でも、そんなセイバーの前
に現れるのは・・・前のシナリオでも、刃を交えたアサシン。
そう、再び「佐々木小次郎」がセイバーの前に立ちはだかりました。
士郎が大変な状況になっているのに、こんなところで足止めとは・・・
さて、セイバーの救援が無く、魔術で体を操られ、どうすることも出来
ない士郎。このまま、あえなくバッドエンド突入かと思った所に、何と助
けがやってきました！
現れたのは・・・「アーチャー！」。
どうやら、セイバーと小次郎が戦っている隙に、ここへと進入したらし
いですね。
そして、士郎を操っている魔術の糸（みたいなもの？）を断ち切り、士
郎を自由にしてあげました。
そんなアーチャーを見て、歯がみするキャスター。この時、キャスター
の口からとんでもない言葉が出ました。
それは、門の前にいるアサシンは自分が召還したのだと。サーヴァント
を召還出来るのは魔術師だけ。だから、キャスターもサーヴァントを呼び
出せると。
しかし、まあ、ある意味反則ですけど、近接戦闘ではまったく不利なキ
ャスターにとってみれば、これは勝つための最前の策なんでしょうな。
もっとも、そのアサシンはセイバーとの戦いで大忙しで、アーチャーの
進入を許したと。（駄目じゃん）
キャスターも、その点について、アサシンに対して「役立たず」とか言
ってました。
さて、そんなことはさておき。この現場において、対峙するのはキャス
ターとアーチャー。サーヴァントが対峙するということは・・・はい、当
然のことながら戦闘開始です。
でも、一気に間合いを詰めたアーチャーにあっさり真っ二つにされるキ
ャスター。相変わらず弱いですね。というか、アーチャーは相変わらず、
接近戦闘してるし。
でも、それは例によって見せかけでした。そう、前のシナリオでもギル
の攻撃で逃げようとした時みたいに。（これって変わり身の術かな？）
キャスターの本体は、はるか上空。でっかいマントを広げて、空を飛ん
でます。そして、その上空から放たれる無数の弾丸。それは、凛のガント
弾なんて足下にも及ばないほど強力な威力を持つ弾丸で、士郎が例えるに
はミサイルクラスだとか。
そんな弾丸が雨霰と降りそそぐ中、アーチャーは士郎を抱えて逃げまく
ってました。痴話喧嘩しながら・・・
この士郎とアーチャーの台詞。生きるか死ぬかの状況での台詞とは思え
ないんですが・・・
（このシナリオ、戦いの最中に緊張感の無い会話が多い気が・・・）
そうこうするうちに、アーチャーは士郎を戦闘区域外に蹴り飛ばして戦
線に復帰。（士郎への扱い、酷いなぁ。やっぱり気にくわないのか・・・）
痛む体を何とか起こして、安全な場所からキャスターとアーチャーの戦
いに見惚れる士郎。
そうこうするうちに、アーチャーは弓を構え、そしてそれでキャスター
を狙撃。が、当たりませんでした。でも、どうもわざと外した様子。
アーチャーの言葉では、用事があるのは士郎であって、キャスターとは
戦うつもりはないとのこと。
それを聞いて戦闘を中止するキャスター。一方、士郎はというと、そん
なアーチャーと再び口喧嘩。
う〜ん、この二人、とことん相性が悪いのかなぁ・・・
そんな二人をみてキャスターは似た者同士と言いました。う〜ん、言わ
れてみれば確かに・・・
そして次にキャスターは、手を組まないかと提案してきます。でも、士
郎は拒否。アーチャーも拒否。
結局、この場はここで停戦となり退場。帰りがけ、アーチャーが何故キ
ャスターと戦う気がなかったのか士郎が聞くと、とんでもない答えが返っ
てきました。
それは、キャスターがこの街の人間から力を集め、その力でバーサーカ
ーを倒してくれるのを待っているとのこと。
どうやら、アーチャーにとっても、バーサーカーは驚異のようですね。
（確かに、前のシナリオでは敗れてますから）
その後もアーチャーの考えをいくつか聞かされて愕然とする士郎。
アーチャーは、どうやら勝つためには手段を選ばず。多少の犠牲もやむ
なしといった戦い方をするみたいですね。
それを聞いて、正義の味方になろうとする士郎は怒り、単身でキャスタ
ーに戦いを挑もうと（なんて無茶な）後を追いかけようとします。
ところが、その時、アーチャーの剣が士郎の背中を切り裂きました。
仕留め損なったものの、平然としているアーチャー。どうやら、士郎を
この場で殺すつもりです。
それを感じ取ったのか、士郎は必死になって逃げます。でも、サーヴァ
ント相手に逃げられるはずもなく、気が付けば柳洞寺の階段から転がり落
ちていました。
でも、幸か不幸か、そこにいたのは、アサシンと戦闘中のセイバー。そ
れを見て、戦闘を中断するアサシンとセイバー。
アサシンの言葉では、マスターを気遣っているセイバーでは、満足な戦
いが出来ないだろうとのこと。
う〜ん、アサシンは戦いに関して、とことん礼儀がありますね。でも、
そのアサシンは今度はアーチャーに刃を向けることに。
行きはセイバーが居たため見逃したが、帰りは見逃すつもりはないと。
そして、ここでアサシンＶＳアーチャーの戦いが始まりました。
そんな戦いを後目に、その場を退去するセイバーと士郎。ただ、その際
に士郎は、アーチャーの戦いぶりに見惚れていました。
（殺されそうになった相手の戦いぶりに見惚れるって、どういうこと？）
さて、翌日。学校へ行き、何げに時間が過ぎ、気が付けばお昼に。
その時、廊下に凛の姿が見えました。それも一度や二度でなく、士郎の
教室の前を行ったり来たりして。
校内でも有名な優等生「遠坂凛」が、何か訳あり顔で一つの教室の前を
行ったり来たり。クラスの男子が、ちょっと騒いだりし始めました。
それを見た士郎は、凛は自分に用事があるんだろうと気が付きます。
で、まあ、ここでどうでもいい選択肢が出るんですが、場合によっては
遠距離攻撃で思いっきりひっくり返されることになります。
とにかく、凛の用事は士郎にあるみたいなので、教室から出ていくこと
に。でも、出てきた士郎に対して、凛は素っ気ない態度。
一応、学校では見知らぬ他人同士ってことになってましたっけね。しょ
うがないので、士郎が適当に歩き出すと、その後を着いてくる凛。
どうにも、よそよそしいその態度。ひょっとして何か企んでるんじゃな
いだろうかと、（私が）思っちゃいます。
で、人気が無くなったところで、ようやく会話が始まりました。
まず、凛が士郎に会いに来た理由。それは、昨夜のことが原因でした。
そう、昨夜、アーチャーが士郎に対してやったことを凛は全て知ってい
たと。何故、全て知っているかというと、アーチャーから全て聞いたとの
こと。
あれだけのことをしといて、凛に洗いざらい、正直に喋るアーチャーは
何者？とか思いますが、そういえば令呪の力でアーチャーは凛に逆らえな
かったんですよね。
きっと、命令されて全て喋らされたんでしょう。
（そのシーンが目に浮かびます。ちょっと、アーチャーに同情・・・）
さて、そんな罪悪感からか、凛は令呪を使ってアーチャーに士郎を襲う
なと命令を下したとか。
これには、さすがにびっくり。だって、そんなことに大切な令呪を使う
なんて・・・いいのかい？
だって、いずれは戦わなきゃいけない相手なんだよ？
でも、凛はまるでそんなことを気にしてる様子は無く、そのまま世間話
に。もっとも、その世間話は魔術師同士の話だったりするんですが。
凛の得意とする魔術のことや、お金持ちになった理由とか。
そのうち話が進み、士郎は慎二がマスターであることを凛に伝えました。
でも、凛もそれを知ってました。というのも、どうやら今朝、慎二にマ
スターであることを打ち明けられ、協力しないかと言われたから。
もちろん、凛は断ったそうです。しかも、その話しぶりからすると、相
当酷い断り方をしたんでしょうね。実に楽しそうです。
が、士郎は一気に血の気が引きます。というのも、学校に結界を張って
るマスターは慎二なんですから。
このことを話すと、凛は一気に血の気が引いた様子。そして、二人がこ
れはまずいと思った瞬間、結界が作動しました。
急いで、近くの教室に駆け込む二人。中は当然のことながら、悲惨な光
景が・・・
とにかく、この結界を止めないといけない。でも、相手は慎二。当然、
側にはサーヴァントが付いていることでしょう。
今のまま二人が出向いていって、勝てる相手ではありません。というこ
とで、士郎が令呪を使いセイバーを召還。
空間を飛び越え、セイバーがやってきました。その姿は、既に戦闘態勢。
状況を説明すると、セイバーはサーヴァントの気配を四階に感じると言
います。でも、結界の基点は一階だと。
ということで、サーヴァントはセイバーに任せ、結界の基点に向かう凛
と士郎。
ところが、途中の廊下で、骨で出来たゴーレムと遭遇します。おのれ慎
二。いつの間に、こんな芸当が出来るようにと一瞬思いましたが、ちょっ
と待て。
このゴーレムって、前のシナリオでキャスターが使ってたやつじゃない
の？
そんな中、ゴーレムを振り切り、一階に着いた凛と士郎。結界の基点へ
到着しましたが、そこにいたのは予想通り、慎二。
でも、予想外の死体がもう一つ。それは「ライダー」でした。
首をねじ切られ、完全に活動停止。でも、キャスターってこんな戦闘の
仕方が出来ましたっけ？
魔術師であるキャスターが、肉弾戦にある程度は心得のあるライダーに
勝るとは思えないんですけど・・・
さて、ライダーが倒されたことによって結界は停止。
ちなみに、無事に戻ってきたセイバーからは、四階にいたサーヴァント
はキャスターだったと聞かされます。（でも、影しか見てないとも）
いずれにしろ、この状況を打破したのは、キャスターということになり
ましたね。
でも・・・う〜ん、イマイチ納得がいかないなぁ〜。何か謎がありそう
な気がするんですけど。
その後、遅れてやってきたアーチャーに凛が怒ったり、学校にいるであ
ろう、キャスターのマスターとなる人物の捜索をすることになったり、そ
の人物が誰かと推測した際に、アーチャーとセイバーに士郎が攻められた
りと、何だか戦いのあとにしては、随分と微笑ましい光景が続きました。
さて、家に帰り、セイバーとまた一悶着あったあと、眠りにつく士郎。
その際に、脳裏に浮かんだのは凛の顔でした。ただし、その顔は今日、
学校で結界が発動し、倒れている人を見た時の顔。
あの強気な凛が垣間見せた、驚愕の表情。士郎は十年前に、悲惨な目に
合ってますからそれほど動揺しなかったけど、凛はあきらかに動揺してい
たと。
魔術のエリート。学校でも選りすぐりの優等生。小悪魔で、性格もある
意味いい性格をしている。でも、実際はと言うと人が死ぬという場面には
出くわしたことが無い、いわゆる普通の女の子なわけです。
そんな凛の、別の一面を見てしまった士郎は凛を守りたいと思い始めま
した。
うんうん。やっと、このシナリオでも恋愛模様が出てきたようですね。
一応、凛シナリオなんだから、いつ何処でそうなるか気が気じゃなかっ
たですから。