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聖杯とは・・・
はい、今回もいきます（長いシナリオなのでかなり端折り気味）
前夜、ギルを食べちゃった桜は朝になって玄関で倒れていました。
朝起きて、側に桜がいないのを知った士郎はそんな桜を見て大慌て。で
も、そこで士郎にも異変が。
というのも、以前から兆候があったのですが、時々記憶が飛ぶことがあ
り、今回もそれが起こりました。
気が付くと、士郎はここ二時間ほどの記憶がまるでありません。
そんな士郎に、イリヤが側に来て何となくアドバイスっぽいことを言っ
ていきました。
訳の判らない士郎ですが、それはともかく、桜が心配なので部屋に行く
ことに。
桜は体は動けないみたいですが、一応元気でした。桜は朝の散歩に出た
と言ってましたが、もう誤魔化し意外のなにものでもないですね。そんな
桜に、優しい言葉をかける士郎。
でも、その後、凛からとんでもないことを士郎は聞かされます。
それは、桜はもう動けないだろうということ。というのも、凛が見た所、
桜の体中の筋肉がズタズタにされていると。確実に一回死んでいるくらい、
体の中がボロボロだと言いました。
まあ、これはアレですね。昨晩、ギルの一斉射撃を喰らったんですから
当然と言えば当然です。
ということで、桜の看病を士郎に任せる凛。ここで、凛と士郎のあの高
飛びの練習の話が出ます。
で、スミマセン。この話、前回の感想で書いちゃいましたが、本当はこ
こで出てきます。（いやぁ、私も記憶が飛んでますねぇ（笑））
さて、その後ですが平穏な時が過ぎていきます。でも、士郎が自室に戻
った時でした。
部屋に入った途端、聞こえてきたのは何と「アサシンの声！」。
この屋敷に張り巡らされた結界を、いとも容易く潜り抜けるとは、さす
がです。伊達に、暗殺者のサーヴァントじゃありませんね。
でも、アサシンには戦う意志が無い様子。というのも、士郎に臓硯から
の言付けを授かってきたとのことでした。
それは、話がしたいということ。思わぬ呼び出しに、罠かと思いました
が、もし罠ならわざわざ呼び出して殺す前に、アサシンに今この場でやら
せれば済むこと。何しろ、士郎はアサシンの侵入に気が付いてなかったん
ですから。
ということで、皆に気がつかれないように家を出た士郎は間桐の屋敷へ。
そこで待っていた臓硯と話し合い。
臓硯は、あの影が桜自身であるということを士郎に告げます。
まあ、プレイしてる私は知ってましたが、士郎は気が付いてなかったの
で少々ショックを受けていました。もっとも、士郎も何となくですが、気
が付いていたみたいで、それを必死に否定していたみたいですが。
その後、話は桜の体のことに。
それは１０年前。切嗣によって破壊された聖杯の欠片を、臓硯は回収し、
桜の体に埋め込みました。何故かというと、桜を聖杯として機能させる為。
聖杯を作るのは本来は「アインツベルン」の役割ですが、それを臓硯は
自己流でやってしまったとのことでした。
ということで、桜は今、聖杯として機能する体を持っていると。ちなみ
に、臓硯はこれを「実験」と言いました。
その言葉を聞いて憤る士郎。生きた人間を実験台にするなんてと。でも、
そこで臓硯から思わぬ言葉が。それは今回「アインツベルン」も同じ事を
していると。
そうです、イリヤのことですよね。
ここで臓硯からイリヤのことも聞かされる士郎。魔術師にとって、こん
なことをするのは当たり前のこと。でも、それに気が付かなかった士郎は
更に大きなショックを受けました。
更に、臓硯は追い打ちをかけます。桜の影は、臓硯が考えていた以上に
暴走をし始めており、もう臓硯でさえもどうすることも出来ない。
しかも、街中の人間を食い荒らす等という真似までし始めてしまったか
らには、放っておく訳にもいかない。
聖杯戦争が終わるまであと数日。でも、その数日でこの街の人間がどれ
くらい生き残っているかということを臓硯は士郎に問いかけました。
士郎は考えるまでもありませんでした。あと数日。それだけあれば、あ
の影は町中の人全てを飲み込むことだって出来るでしょう。
そうなれば、被害は１０年前の惨事どころじゃすみません。
と、ここまで士郎を追い込んでおいて臓硯は士郎に告げます。
「桜を殺して欲しい」と。
決意
全ての事実。そして、これからのことを聞かされた士郎はショックを受
けたまま家に帰ります。
そんな士郎を、イリヤが出迎えてくれました。
思い詰めたままの表情なので、イリヤに心配され、また励まされて思わ
ずイリヤを抱きしめる士郎。
ここでイリヤ自身の口からも聖杯のことを聞かされ、全てが事実である
ことを再認識しました。
そして、その夜。寝静まった頃に、士郎はナイフを手に桜の部屋へ。
このまま放っておけば、桜は数多くの人々を殺すことになる。ならば、
いっそのこと自分の手で・・・といったところでしょう。でも、眠ってい
る桜の顔を見たら、とてもじゃありませんが、そんな気になれません。
結局、何も出来ずにいると、桜が声をかけてきました。どうやら、起き
ていたみたいです。
そして・・・
「何で殺さないんですか？」
と士郎に問いかけてきます。
理由なんて簡単なことです。士郎は、この時、再び大勢の人より、ただ
一人の人を守ると心に誓ったのですから。
そして、士郎が去ったあと、桜は側にいたであろうライダーを呼びます。
さっきまでの一部始終を見ていたライダー。もし、士郎があのナイフを
振り下ろしていたら、それよりも早く、ライダーは士郎を殺していたでし
ょう。（ここは選択肢だったけど、バレバレだから無事通過しましたよ）
ただ、桜は他人よりも桜を優先するライダーに「先輩だけは傷つけない
で」と懇願します。でも、当然譲らないライダー。
そして、ライダーが心配しているにも関わらず、その目の前で最後の令
呪を使い、ライダーに命じます。
「先輩を、最後まで守ってあげて」
何というか、健気ですね。もう、殆ど動かない体。しかも、最後の令呪
でそんな命令を下すんですから。
さて翌日。
昨晩のこともあって、酷い顔で起きてきた士郎。それを凛に罵倒されま
す。疲れてるなら、部屋で休んでいろと。士郎も仕方なく、顔を洗って、
食事をして、桜の容態を見てと献身的に桜の面倒を見た後、自室で休むこ
とに。ただ、その間、ずっと桜をどうにかして助けられないかと思ってい
ました。
そして、ふいにあることに気が付きました。それは、言峰のこと。
桜の体にあった蟲を取り除き、その体の隅々まで調べた言峰なら、桜の
ことを知っているのではないか。いや、そもそも、桜が聖杯であるという
ことまで知っているのではないかと。
そして、士郎は凛の言いつけも聞かずに、家を飛び出します。目指す先
は教会。
さて一方、桜の部屋でも大変なことがおきていました。凛が桜の様子を
見に行くと、そこに桜はいませんでした。
桜の変わりにベッドに寝ていたのは、なんとライダー。どうやら、桜は
一人で臓硯と決着を付けにいった様子。それを知った凛は後を追おうとし
ますが、桜の命令によってライダーがそれを許しませんでした。
凛に気がつかれたら、絶対にここから出すなという命令が下っていたよ
うです。こんな場所でライダーを相手にどうすることも出来ない凛は、あ
っさりと諦めました。もっとも、心中穏やかじゃありませんでしたが。
士郎は教会へ真実を確かめに。
桜は、臓硯の元に決着を付けに。
お互いに守りたいと思う二人が、離ればなれに行動し始めちゃいました。
これは、とても危険なのでは。
教会にて
さて、教会に着いた士郎。
有無も言わさず言峰に詰め寄ると、あっさりと白状しました。
やっぱり、コイツは桜が聖杯として機能していることを、あの手術の時
から知っていた様子。相変わらず、嫌なやつですねぇ。
ここで士郎は、言峰の態度に憤慨しますが、言峰はまるで異に返さない
様子。
それは言峰の信念で「命ある者を助けただけ」とか「生まれてくるもの
がどのような悪意のある者でも、それを否定することは出来ない」とか、
もうどうでもいい屁理屈をこねます。
ここの部分、あまりにも話が長いので、いい加減に嫌になってきますよ。
とにかく、言峰は桜が聖杯として機能することを知っていて、その後、
このように街の人々に被害が出ることもある程度は予測していたようです。
その点でいけば、考えていたことは臓硯と一緒なのでしょう。
まったく、黒幕というのは、どいつも考えることが同じなんですかねぇ。
で、散々士郎と、ああだこうだと、意見を対立させた後、結局どうする
ことも出来ないというまるで意味のない結論に達しました。
一体、何しに教会まで来たのやら。
そんな士郎が家に戻ってみると、家の中が静かです。
桜の様子を見に行くと、そこには凛が。ちなみにライダーは士郎が来た
瞬間、姿を消しました。
そして、全てを凛から聞いた士郎。さあ、大変です。自分がいない間に、
そんなことになっていたなんて。
ということで、時間にして約二時間の遅れで、士郎は桜の後を追うこと
に。
自我崩壊
さて、士郎が教会にいる頃、桜は間桐の家。臓硯との決着を付けるつも
りでやってきました。
でも、そこに待っていたのは・・・慎二。
ここで慎二は、自分の言うことを聞けと言い、言うことを聞かなければ、
自分と桜がどういう関係だったかを士郎にばらすと脅迫してきました。
しかし、何ですかねぇ、この家は。どいつも、こいつも性的虐待魔です
よ。薄々は、そんな気がしてたけど、やっぱり慎二も桜とやってたんです
ね。う〜ん・・・
さて、拒絶する桜ですが、そんなことで慎二が収まるわけありません。
そのままベッドに押し倒して更に関係を迫ってきます。
（あ〜、もう最低だな、コイツ）
桜は我慢して、我慢して、そして・・・ついに我慢が限界に達しました。
その瞬間、桜の影から触手みたいのが延びて慎二の頭を貫きました。
返り血を浴び、呆然とし、そして、その死体を見る桜。
そのまましばらく、見つめた後、桜は笑い出します。しかも、困ったこ
とに、すぐ側には姿見の大きな鏡が。
鏡に映る自分と、すぐ側に転がる死体を見て、桜は自分がこんなにも汚
いと思い、そして笑い続けます。
この時点で、桜は完全におかしくなっちゃった感じです。
そして、そこへ臓硯の声が。
やっぱり臓硯は、桜を利用するつもりだったんですね。
臓硯の狙い
さてさて、桜が自我崩壊を起こした後、かなり遅れて士郎が間桐の家に
到着。真っ直ぐ、桜の部屋に直行すると、そこには横たわっている慎二の
死体だけが・・・
何が起こったのかと思案し、その現実を否定しようとする士郎。でも、
そこに臓硯の声が。
それは士郎に対する感謝の言葉でした。
桜を聖杯として機能させることには、いくつかの条件があったようで、
その中には桜がいつまで自我を保っていられるかというのがあったみたい
です。
聖杯として機能する前に、自我崩壊を起こしてしまえば、同時に桜の体
も崩壊してしまう。でも、桜は必死になって耐え抜きました。それは、士
郎がいたから。
桜にとって、士郎は唯一、大切と思える人。だから、そんな簡単に死な
ないように、必死に自我を保っていたと。
でも、それは臓硯の思惑通りで、やがて桜は聖杯として完成してしまい、
あとは最後の一押し、自我崩壊を起こさせるだけでよかったと。
そして、その引き金になるのは、兄である慎二または士郎の死。この、
どちらかを殺すことにより、自我を崩壊させるという。
で、たまたま順番的に慎二がその犠牲になったと。
もう、何だか無茶苦茶な論理・展開ですが、とにかく臓硯は士郎に感謝
しています。
桜を聖杯として機能させるまで生かせてくれたことを。
それを聞いて、士郎は憤慨。姿の見えない臓硯に怒りを覚え、壁を叩い
たりして大暴れしますが、そんな時ふいに桜のことが気になります。
そして、急いで家に戻る士郎。
聖杯として機能した桜が次に狙うとすれば、それは同じく聖杯として機
能しているイリヤだから。
姉妹の戦い
さてさてさて、士郎が臓硯に足止めをくってる時、衛宮邸では暴走した
桜がイリヤの前に姿を現していました。
というか、イリヤは桜が自分を狙ってやってくるのが判っていた様子。
でも、そんな二人の側には当然、凛の姿が。
凛は桜にイリヤから離れるように命じます。でも、桜はまるで動じませ
ん。それどころか、凛と徹底抗戦の構え。
そして、桜の体中に、赤黒い令呪が浮かび上がります。そんな桜を見て
一瞬、凛が怯んだ時でした。
庭一面に広がる黒い影。それは、たとえ凛であっても触れれば全ての魔
力を吸い取られる恐るべき間桐の魔術の化身。
以前、凛は桜と戦えば絶対に負けないと言っていましたが、それは桜が
聖杯として機能する前のこと。
今の桜は、無尽蔵に魔力を垂れ流す聖杯。その魔力量は、億に達する程
で、百単位の魔力しか持たない凛ではとても太刀打ち出来ないと。
「今は、私の方が強い」
そう言って、影から触手を伸ばして凛を攻撃する桜。それを必死に避け
て逃げ回る凛。
ここにきて、凛と桜の立場は完全に逆転していました。
そして、だんだんと追いつめられた凛はとうとう影に飲み込まれること
に。凛の魔力を吸収した桜は、満足そうに笑みを浮かべてます。ついでに、
「この程度の魔力では満ち足りないけど」と付け加えて。
わざわざ凛の顔だけは飲み込まず、その表情を見つめる桜。追いつめ方
といい、この状況といい、桜はもう以前の桜じゃありませんね。
でも、凛が完全に影に飲み込まれる直前でした。
大きな叫び声と共に、士郎が到着しました。
状況を把握した士郎は、まず影に飲み込まれる寸前の凛を助けることに。
無謀にも、素手で影を引きはがしにかかります。
でも、そんな士郎を見て桜は冷笑を浮かべてます。
「そんなことをしても無駄だと」
そして、桜から攻撃を受ける士郎。もう、桜は見境がなくなってる感じ
です。でも、それを止めたのはライダーとイリヤでした。
ライダーは、桜からの命令で士郎を守れと言われたからそうしただけだ
と答え、イリヤは勝敗は決しているのだから、これ以上犠牲者を出す必要
も無いでしょうと言います。
ここで、イリヤが正装がどうのこうのと訳の判らないことを言って桜達
はアインツベルンの城へ行くことに。
庭一面を覆っていた影は、同時に姿を消しました。
その様子を、ただ呆然と見送るしかなかった士郎。ただ、最後に桜が士
郎に向けて一言。
「もう、後を追ってこないでください」と。
う〜ん、どうやら桜の中には、まだ士郎への思いが残ってるみたいです
ね。
そして、その場からいなくなる桜とイリヤ。それを見て気絶する士郎で
した。
アインツベルン城への道
さて、気を失った士郎。目が覚めるとそこは教会でした。
またド○クエ状態ですね。（とほほ）
さて、教会と言えば当然、言峰が登場。どうやらあの後、ライダーが士
郎と凛を教会まで運んできたみたいです。
で、事の顛末を聞く言峰。
ちなみに凛の姿が見えないので、言峰に聞いた所、凛は遠坂の家にいる
とのこと。魔力を全て奪われた凛は、魔力を回復させるために一番いい場
所に「埋めてきた」らしいです。
その言葉に一抹の不安を覚えながらも、士郎は、すぐにでも城へ向かい、
イリヤを助けに行く決意でした。
士郎は疲弊しただけだったので、もう十分に動けます。でも、勢いで教
会を出た士郎の後に言峰が着いてきました。
何故ついてくるのかというと、まあ、色々と裏があるようですが、とに
かく今の言峰は、臓硯が勝利するのを快く思っていない様子。
おまけに、自分のサーヴァントは全て敗れたとか色々と理由をつけて士
郎に協力してきます。
一応、士郎も迷いますが、今は凛もいないので仲間が一人でも欲しいと
ころ。ということで、言峰との共闘となりました。
で、言峰は武器や森までの車を素早く調達。士郎に黒鍵を一本渡して、
アインツベルンの森へと入っていきました。
さあ、いよいよイリヤ奪還作戦の始まりです。
（前途多難な二人ですけど）
しかしまあ・・・
桜シナリオ第七弾はここまで。
桜が完全に暴走し、臓硯に操られ、そして見境まで無くなっちゃいまし
た。
今後の展開は、どうなるんでしょうね。
あと、言峰が何故か協力的なのも気になるし。
ということで、このシナリオもようやく終盤に差し掛かってきました。
もう一ぶんばりです。
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