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臨戦態勢のマスター達
はい、では今回もいきます。（展開のせいかテンション落ちてますが）
さて前夜、桜の士郎に対する思いの強さと、それに相反する形で浮かび
上がるおっそろしい笑顔があったのは、プレイしている私達しか知らない
こと。
で、左腕を失って気を失った、肝心の我らが主人公・衛宮士郎君はどう
したかというと・・・
相変わらず教会の厄介になってます。
まさに、ド○クエ状態。（笑）
まあ、それはさておき、士郎は気を失っている最中から妙な夢の中を彷
徨います。それは、自分の知らないはずの情報が次から次へと飛び込んで
くるというもの。
あまりのことに目を覚ました士郎。その目の前には、言峰とイリヤが。
士郎が覚えているのは森であの影に襲われ、気を失った所まで。その後、
どうなったのか判らないので色々と言峰やイリヤに聞きます。で、ようや
く現状の把握が出来ました。
まず、凛がアーチャーを失ったこと。士郎も左腕を失ったこと。そして、
放っておけば、士郎まで死んでいたかもしれなかったが、それを補う形で
アーチャーが自分の左腕を士郎に移植することで、士郎の命を助けたこと。
そう、士郎の失ったはずの左腕には、士郎の腕ではないものが繋がって
いました。それは、アーチャーの腕。
さっき、眠っている時にみた情報は、アーチャーの左腕から流れ込んで
きたアーチャー自身の戦闘情報でした。
けれど、ここで言峰から注意が一つ。サーヴァントは、肉体そのものが
兵器と同じ。移植したからといって、普通の状態では移植した腕からの浸
食により、その負荷に耐えられず自滅するということ。
けれど、今はそれを防ぐため、魔力封じの「聖骸布」というもので腕か
らの浸食を「ある程度」抑えているとのこと。
まあ、ようするに自分で制御出来ないほどの力を自分の体にくっつけち
ゃったわけですから、こうなって当然ですな。
（くっつけたのは、士郎の意志じゃないけど）
で、このまま放っておけば、あと十年ほどすれば士郎は腕からの浸食で
自滅。でも、そうなる前に一人前の魔術師になり、腕を制御出来るように
なれば問題無いとのこと。
これを聞いて、一抹の不安を抱きながらも、ほっとする士郎。けれど、
言峰の注意は更に続きます。
それは「今の状態で絶対に聖骸布を外すな」とのこと。
もし、制御出来ない状態で聖骸布を外せば、腕からの浸食が一気に進み、
自滅する。つまり、士郎にとってこの左腕の封印を解くことは、時限爆弾
のスイッチを自ら押すことに他ならないと。
それを聞き、聖骸布に包まれ、まだ思うように動かない腕を見つめる士
郎が何だか不安そう。
とまあ、一通り説明と注意が終わったあと、言峰からちょっと驚きの言
葉が。それは、これほどまで移植がうまくいくとは思わなかったと。
普通は、他人の腕を移植したりすれば拒絶反応があって当然なのに、そ
れさえもなかったと。
まあ、これはアレですよね。士郎とアーチャーは同一人物だからってこ
とでしょうね。でも、何故かイリヤはそれが当たり前だというような言葉
を呟きます。（これも伏線ですねぇ）
さて、一通り説明が終わった後、イリヤと一緒に聖堂へ。そこには、凛
が待っていました。どうやら、たいした傷も無かったようで、元気いっぱ
い。
しかも、まだ聖杯戦争のマスターとして戦う気でいます。言峰は、少々
呆れている感じでしたが、最終的には「マスターのみで戦った者もいる」
等と、どこぞの思い出っぽい話をして特に止めようとしませんでした。
（まあ、こいつが止めるはずないそ、止めても凛は聞かないだろうし）
そして、イリヤを含めた三人は教会を後にすることに。出来れば、もう
ここの厄介にはなりたくないと凛が皮肉を言って。
さて、家に帰る道中、色々な話が出ました。まず、マスターのみで戦う
のは本気なのかと士郎が凛に問います。
凛の答えは・・・まあ、ここで書くまでもないでしょう。ただ、その理
由の中に、聖杯を得れば桜が助かるかもしれない、なんてことがありまし
た。
まあ、何ですか。つまり「凛も桜を助けたい」ってことですよね。
何だかんだ言って、やっぱり桜が心配なんですね、凛は。
さて、その他では、士郎は凛のものかイリヤのものかなんていう争奪戦
がありましたが、ここはまあどうでもいいでしょう。（一応、選択肢）
その後、凛の家との分かれ道の所で、凛はイリヤを連れて一度、凛の家
へ行くことに。
どうやら、凛の家には凛でも開けることが出来ない宝箱があるとのこと。
その中から、何か使えるものが無いか物色するらしいです。で、何でイリ
ヤが必要かというと、凛では開けられないものでも、アインツベルンの魔
術師の力を借りれば開くかもということで。
イリヤもその宝箱の中が興味津々のようなので、とりあえず士郎は一人
で家に帰ることに。
さて、ここで視点が変わり教会。言峰がギルガメッシュと話をしていま
す。話の内容はともかく、ここで言峰の生い立ちが語られるのがちょっと
意外でした。
まあ、その生い立ちは長くなるので割愛しますけど、簡単にまとめると、
「言峰って生まれながらに歪んでる」
ということでした。（苦笑）
何しろ、幸せを感じるのは「他人が苦しんでいるのを見ている時」らし
いですから。
衛宮邸侵略（笑）。暴走する影・・・
さて一人、家に帰った士郎は、桜の出迎えを受けました。で、腕のこと
を必死に隠そうとしましたが、そんなこと桜は当然知っています。
怒る桜に返す言葉が無い士郎。でも、桜も一通り言うことを言ったら気
が済んだのか、逆にいい雰囲気になっちゃいました。
でも・・・そう、このシナリオはそう簡単に物事は進みません。
まるで計ったかのようなタイミングで凛＆イリヤが登場。雰囲気をぶち
壊してしまいました。（しかし、タイミングいいよなぁ）
いい雰囲気を壊され呆けている桜＆士郎を後目に、凛は大きめのボスト
ンバッグを持って、家の中に上がり込んできます。
これは・・・アレですね。前のシナリオでもありましたけど・・・
「侵略ですね」（笑）
まあ、ようするにサーヴァントがいなくなったマスターがバラバラに行
動しても餌食になるだけだからですね。
しかも唯一期待できるアーチャーの左腕を士郎がうまく使いこなせるよ
うになるまで魔術講義をするとのこと。
この辺は、前のシナリオ辺りと似てますね。が、今回は桜がいます。こ
れはもう、大変。凛はなんとかなりましたが、イリヤと桜はもう何だか酷
い状態です。
セイバーシナリオの時は仲が良かったのに、このシナリオではもう最悪。
それこそ、目を合わせるのも嫌といった感じです。で、それぞれの部屋
へ行く凛とイリヤを桜は凄い目で睨んでます。（う〜ん、桜が怖いよう）
その後、夜になって士郎は慣れない腕のせいか中々寝付けず、一人土蔵
へ。そして、調度外に出た時、ライダーと会いました。
で、士郎はここでライダーと会話。その中で重要なのは、まず森から教
会まで自分を運んでくれたのはライダーだろうということ。そして、もう
一つは、もし令呪を使い切ったら、ライダーは桜を殺すのかということ。
まず、教会まで運んだはやはりライダーでした。士郎が気を失う寸前に
見たのは間違いなかったということですね。（私達は知ってましたが）
それともう一つ。令呪を使い切った時。こちらも、ライダーはまるでそ
の気が無いとのこと。
本来、サーヴァントはマスターと似た者同士が召還されるとのこと。だ
からライダーにとって桜の側にいることはむしろ心地よいことなんでしょ
う。桜もライダーも饒舌ではないので、周りから見ると不仲っぽく見える
けど、実際は固い絆で結ばれているということですね。これを聞いて、士
郎は一安心。
この後、逆にライダーから質問が。それは・・・
「この先何があっても桜の味方か」
というもの。
この問いに、士郎は答えに詰まります。その様子を見ていたライダーは、
答えはこれから士郎の行動で出るでしょうと答え、そのまま消えました。
う〜ん・・・桜はどうなっちゃうんだろうなぁ。
さてさて一方、ここでまた別視点に。
誰かが、ふらふらと街中を歩き回り、そして、近づいてくる者を殺しま
くっています。これは、おそらくあの黒い影・・・と思っていたんですが、
何だか違う感じ。
ひょっとして・・・これって・・・桜？
広がる闇
さあ、そんなこんなでとんでもない一日が終わって翌日。
朝。何だか妙な夢を見て体調がすぐれない様子の士郎。でも、すぐに目
が覚めます。それは・・・
すぐ側にイリヤが！
寝ている間に、側まで来たらしいです。しかも、朝からベタベタと士郎
にくっつこうとするイリヤ。
それを、布団にくるまったまま、大慌てで逃げようとする士郎。という
のも・・・男には朝の生理現象があるんですよ。（笑）
いや、でもね、あんたイリヤ相手にそこまで慌てる必要ないだろ？
だって、相手は１０歳だぞ？
まさか士郎、守備範囲なのか！？（爆）
とまあ、色々と朝から大騒ぎしてる中、ようく落ち着くとイリヤが側に
いた理由を話し出しました。
それは、士郎が眠っている間に、無意識のうちに聖骸布を外そうとして
いたこと。
それを聞かされて思い出す夢。と、同時に士郎の意識の中に流れ込んで
くる数多の宝具情報。
ここでイリヤはアーチャーの正体について説明します。と言っても、詳
しいことまでは喋らず、あくまでも英霊としてのアーチャーのことを。
アーチャーは、単純な英霊ではなく、投影魔術に特化した英霊であると
いうこと。ただひたすら、鉄を打つ鍛冶。錬鉄の英霊だと。
そして、アーチャーの腕を移植された士郎は、その力を行使することが
出来る。でも、それを行使すれば、士郎は確実に死ぬと言いました。
何でこんなことをイリヤが言うのか・・・というか、この時点でイリヤ
ってアーチャーと士郎の関係について知ってるのか？（ってこれも伏線）
さて、その後。朝食となったのですが、ＴＶで複数の人が殺されたニュ
ースが報道されていました。それを見て、あの影の仕業だと思う凛と士郎。
どうやら、相手がいなくなったので、おおっぴらに動き出したと推測。
でも、あの影って・・・桜なんじゃないかなぁ・・・
朝食を食べた後、凛に道場に呼び出されました。魔術修行だなと（私は）
思ったんですが、凛の口から出た一言目が・・・
「裸になれ」
いや、不意打ちだったので思わず笑っちゃいました。ちなみに、イリヤ
と桜も固まってましたが。
でまあ、何で凛がこんなことを言うかというと、とりあえず魔術刻印と
か色々魔術関連の調査をしなきゃいけないということで。
で、士郎の体に触りまくり。でも、それが終わった後、桜が来て注意さ
れちゃいました。
「私とＨしたのに、姉さんにどぎまぎしないで」
この、幸せ者が！
ああ、何でこの手のゲームの主人公って、こんなにモテるんだろう。
うう、殺意が。（おいおい）
さて、そんなこんなで今度は昼食。
台所に立つ姉妹二人。ここで、ちょっとしたイベントがあるんですが、
まあ、あまり物語に関係ないんで割愛。
（でも、このシーンは姉妹の絆を現す良いシーンなんだよなぁ）
昼食後、また具合が悪くなった桜を士郎が看病。
そこで語られる、桜の凛に対する思い。
何だか聖杯戦争における状況は最悪なのに、ここまでは平穏な日常って
感じですねぇ。
と思ったら、視点チェンジ。出てこなくてもいいやつが出てきました。
視点が変わった先にいたのは・・・慎二。
ここでは、慎二の生い立ちについて説明がされます。
これも長いのである程度割愛しますけど、慎二は間桐の家がどういう一
族なのか判っていて、それなりの努力をしていたようです。しかも、それ
は桜が養女として引き取られた後も続けていたと。
慎二にとって、桜は哀れな凡人にしか映らなかった様子。正統な間桐の
跡取りである自分が、その全てを引き継ぐに値する者だと思って。
でも、それが崩れたのが全てが明らかになった時。
あの爺様も慎二の父親も、桜を後継者にするつもりで遠坂の家から引き
取ってきて、魔道の全てを教え込んでいた。それを隠していたが、バレた
後は、隠すこともなく桜を大事にするようになったと。
（もっとも、修行のことを考えると慎二は運がよかったと思うんだが）
で、慎二は桜の向けて独り言。
「お前だけは、僕に逆らっちゃいけないんだからな」
何だか・・・またコイツ、何かをやらかすつもりだな。
影の前に立ちはだかる者
そんなこんなで、気が付けば夜。夕食を摂ったあと、凛と士郎は夜の巡
回へ。そんな二人に桜が話しかけますが、凛はまるで取り合いません。
そんな凛の態度を見て、桜の心がどんどん荒んでいきます。
そんなこととはつゆ知らず、巡回をする凛と士郎ですが、特に収穫無し。
で、家に戻ってきて寝ようとする士郎の部屋に、何者かの気配が。と、
思ったら桜でした。
こんな時間に何の用かと思ったら・・・また体が火照ってるそうです。
恥ずかしそうにそう言う桜に悪いと思ったのか、今度は士郎の方から桜
を抱きしめました。そして、体を重ねる二人。甘い夜が、過ぎていきます。
ちなみに、この夜も、人が襲われました。
で、また翌日も似たような日常だったんですが、士郎を構う凛を見て桜
の心は更に悪化。
しかも、何故か遠く離れた部屋で二人の話している内容まで聞こえてき
て、その中に桜だけが持っていた士郎との出会いのシーンを凛も別の場所
で見ていたという事実が発覚。
それまで自分だけの大切な思い出だと思っていたものが、自分のものだ
けじゃなかった。しかも、相手は桜の知らず知らずのうちに追い込んでい
る凛。ここで桜は思います。
「先輩まで、取っていってしまうの」と。
そして、また別視点。
あの影が、また歩き回って人を殺しています。でも、そんな影の前に立
ちはだかる者が現れました。
その者の名は・・・
「英雄王 ギルガメッシュ！」
ついに出ました、最強最悪のサーヴァント。
有無を言わせぬ宝具の一斉射撃で、串刺しにされる影。でも、その影が
倒れた時に現れた映像は、桜の姿でした。
（まあ・・・やっぱりって感じでしたが）
その姿を見て、驚くのはこの映像を見ていた者。そう、この映像は桜が
見ているものでした。というか、桜自身も気が付いていない様子。
夜な夜な歩き回り、人を食い漁るのは桜自身だったということを。
全身を串刺しにされ、その痛みに苦しむ桜。このままでは、ギルに殺さ
れるでしょう。しかし、体中を串刺しにされても桜は立ち上がりました。
そんな桜を見て、不快に思うギル。しかし、その次の瞬間でした。
ギルの足下に、あの影が！
為す術もなく影に飲み込まれ、食われていくギル・・・って、おい。
ギルがここで退場かい！？
どうやら、本当に食われちゃったみたいです。
あの最強サーヴァントでさえ、今の桜の前では赤子も同然ということで
しょうか。
何だかとんでもない状態になってきちゃいましたよ。
しかも、士郎から魔力を吸収し、ギルを食って更に魔力を得たというの
に、「まだ足りない」とか言ってるし・・・
夜の闇にたたずむ桜と、その桜の影があの触手の姿をしてるＣＧが出て、
ホラー色を醸し出してます。
桜・・・何処までいっちゃうんでしょうか。
桜、暴走開始
桜シナリオ第六弾はここまで。
ある程度予想出来ましたが、ここまで暴走するとは思いませんでした。
あのギルでさえも、あっさりと倒した桜。物語の途中で、凛は桜を相手
にすれば負けることはないと言ってたんですが、もはやそんな状態じゃな
いです。
そして、そのことにまだ気が付いていない凛と士郎。
桜に未来はあるんでしょうか。そして、凛と士郎の運命は。
終盤は、辛い展開が待っていそうです。
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