はい、今回も前置きは省略。
さて、バーサーカーを倒した後、物語はセイバー生前の夢から始まりま
す。
ここで、生前のセイバーの一生が短く簡潔に、しかも判りやすく語られ
ます。（私は知ってることなので、どうでもよかったんですが）
さて、目が覚めるとそこは既に自宅。
いつもの日常と思いきや、今はイリヤがいます。
そう、バーサーカーを失ったイリヤは実質上、聖杯戦争からの退場を余
儀なくされているんですが、そのイリヤの処遇を巡ってセイバー達と話し
合いになります。
敗れたマスターは、教会に駆け込めば命の保証はあるということなので、
凛とセイバーはイリヤを教会に預けようと提案しますが、何だかんだ言っ
て、士郎の家で面倒を見ることに・・・
その後、いつも通り剣の訓練が始まりましたが・・・何だかセイバーの
様子がおかしいです。
訓練の様子を見て、イリヤが「遠慮してるみたい」と言いました。
さて、その後は凛の魔術講座。これも、日常ですね。
で、士郎がバーサーカーを倒す時に使った投影魔術について説明され、
その説明の後に「投影魔術は使うな」と言われました。
どうやら、士郎にとって、あれはかなり負荷のかかる魔術だということ
を凛は見抜いた様子。
確かに、あれを行使した時、士郎の魔術回路（と思われるＣＧシーン）
は、その強大な魔力量を支えきれずにショートしてましたしね。
さて、この日は何だ日常があっという間に過ぎていきます。
夜になり、風呂場でセイバーとはち合わせ。が・・・以前とセイバーの
反応が違いました。
以前、セイバーは裸を見られても「サーヴァントに性別は関係ない」と
冷たくあしらわれたのに、今回は頬を赤らめて言葉もしどろもどろになり、
とりあえず士郎に「今は席を外して欲しい」と願い出ます。
あ〜あ、どうやらセイバーは完全に士郎の手に落ちた模様。（笑）
昼間、稽古の時におかしかったのは、士郎を意識してたんですね。いや
はや、恋は人を変えますねぇ。（サーヴァントは人か？）
さて、夜中。土蔵で一人、魔術訓練をしているとセイバーがやってきま
した。
話によると、セイバーは士郎の過去を夢で見たと。ようするに、士郎は
セイバーの過去を。セイバーは、士郎の過去を夢で見たということになり
ますね。
これは、マスターとサーヴァントの主従関係によるものらしいですな。
で、士郎の過去を知ったセイバーは、士郎の行動そのものを理解した様
子。
セイバーの生前がそうだったように、士郎もかなり危険な生き方をして
いると言うことでした。
このままいけば士郎は形こそ違えど、生前のセイバーのような結末を迎
えると。
二人は、似た者同士だったわけですね。
さて、その後、眠りについた士郎は、再び生前のセイバーの夢を見ます。
それは、かなり詳細にセイバーという英雄の最初から最後までを説明し
ていました。
英雄の最期というのは、得てして悲しいものですよね。
で、士郎は思います。生前、悲しい思いをした分、セイバーは幸せにな
らなければいけないのだと。
でも、もう死んじゃってるのに、幸せも何も無いと思うんだが。
（って、それを言ったら元も子もないか）
さて、その後凛の魔術講座などがあって、夜になります。
（この辺、展開が早いなぁ。まあ、敵ももう残り少ないし）
で、夕食の後、セイバーは自分のことを話始めました。
まず、自分はまだ死んだわけでなく、生きたままサーヴァントとなったこ
と。これには士郎以下、全員驚きました。
（詳しい説明は難しいので省きましょう）
で、その後、セイバーは自分の願いを打ち明けました。それは、王の選
定のやり直し。
自分が王にならなければ、悲劇は生まれなかったのではないかと、セイ
バーは思っているようです。だから聖杯を使い、過去を変えようと・・・
この時、士郎はセイバーに怒ります。
過去を変えるなんておかしいと。
ちなみに、私もこの士郎の意見には賛成です。過ぎ去った過去を変えて、
その先に幸せが待つとは限りません。
また、他の者がとって変わっても同じ結末を迎えるかもしれないんです
から。
とまあ、そんな私の意見は無視して先に行きましょう。
さて、士郎の言葉に無言となってしまったセイバー。その時、敵の来襲
を告げる警報が・・・
イリヤが、やってきた敵はキャスターだと告げます。
イリヤを凛に任せ、打って出るセイバーと士郎。
（というか、選択肢ドジって、一度タイガー道場へ行きましたけど）
部屋の中に現れる、骨で出来たゴーレム？
それを片っ端から叩きつぶす士郎とセイバー。
そして、庭でついにキャスターとご対面。
で、キャスターとお話になるんですが、どうもこのキャスター。マスタ
ーを自ら殺したとのこと。
自分に相応しくないからとか言って、殺しちゃったみたいです。う〜ん、
こんな奴もいるんですねぇ。
ちなみに、アサシンも既にいないとのこと。何故いないのかは、キャス
ターも判らないようで・・・とにかく、これで残るサーヴァントは目の前
にいるキャスターと、まるで出番の無いランサーの二人になりましたね。
さて、キャスターとセイバーの戦いですが、殆ど戦いになりません。
何しろキャスターというのは、いわば魔術師のサーヴァント。セイバーの
持つ抗魔力能力は、魔術の殆どを無効化してしまうので、キャスターでは、
セイバーには勝てません。
士郎にも、「最弱のサーヴァント」だとか分析されてるし。
が、キャスターはとんでもない宝具を持っていました。それは、ルール
ブレイカー（破戒すべき全ての符）。
人一人殺せない、なまくらな剣ですが、サーヴァントにとってはとんでも
ない効力を発揮する宝具です。
何しろ、マスターとサーヴァントの契約を破棄させてしまうという、とん
でもない代物です。
でも、判ってしまえば何て事はありません。
けれど、その時、突然一人の男が姿を現しました。
塀の上に乗り、バックに月を従えての登場。何だか、格好いい登場の仕
方ですが、この時私は思いました。
「黄金聖○士！？」
いえ、スミマセン。また、世代のツボにはまってしました。
とにかく、現れたのは、全身金ピカの甲冑に身を包んだ男。
キャスターは、何者か問いかけますが、それを不快に感じた男は、キャ
スターを攻撃。それも、無数の剣や槍が一斉にキャスターを襲います。
一瞬で、全身を串刺しにされて倒されるキャスター。そのマントだけが
風になびいて飛んでいきます・・・が、金ピカ男は、何とそのマントに向
けて再び攻撃を。
そのマントに隠れていたのは、倒されたと思ったキャスターでした。ど
うやら、変わり身の術（？）を用いて、この場から逃げようとして、それ
を見抜かれたと。
今度こそ、全身を無数の剣や槍に貫かれるキャスター。その様子は、あ
まりにも惨いです。
そして、完全に息の根を止められたキャスターは消滅。その男を見て、
セイバーを呟きました。
「アーチャー」と・・・
この時、あのアーチャーなのかと思ったんですが、どうやら違う様子。
さて、問題のこの男ですが、どうやら今回はただの挨拶だけのようで、
一通り（というか一方的？）セイバーに挨拶すると、とっとと退却してし
まいました。
その後、家の中で凛達と先ほど現れた男についての話に。
セイバーの話だと、どうやらあの男は前回の聖杯戦争の生き残りだとい
うこと。それはつまり、前回の勝利者ということ。
ちなみに、セイバーは前回も聖杯戦争にセイバーとして参加していて、
その際に求婚されたとか。
あ〜、何だかとんでもない奴が出てきましたね。ようするに、いるはず
の無い、８番目のサーヴァントですから。
しかも、凛は先ほどの攻撃を見て、何処の英雄か推理しようとして、逆
に大混乱に。
というのも、先ほどアーチャーが使用した無数の剣や槍などの武器は、
どれも宝具と呼ばれるに匹敵する程の威力を持つものばかりだったから。
セイバーのエクスカリバーと同じくらいの能力を持った宝具が、雨霰と
降りそそぐ・・・ようするに、無数の宝具を持つということ。
確かにこれじゃ、正体なんて判りません。普通、サーヴァント（英霊）
が持つ宝具は一つなのですから。
ちなみに、セイバーも前回の戦いから正体は判らなかったと言っていま
す。
さて、一通り話しが済んで、セイバーとの会話。セイバーは士郎に前回
の戦いのことを語ります。
というのも、士郎以下誰もが、あの金ピカ男が聖杯を用いて現世に残っ
ていると思っていたのですが、セイバーはそれはありえないと言います。
何故なら、前回の聖杯戦争で、聖杯はセイバーによって破壊されたから。
しかも、その破壊命令を下したのが、「衛宮切嗣」だと。
はい、ここで私は思考が一時停止。
だって「衛宮切嗣」って、士郎の養父ですよね。
その人が、前回のセイバーのマスターで、最後まで勝ち残っていたと？
ちなみに士郎が、何故そのことを黙っていたのかを聞くと、セイバーは
士郎の夢を見た為に、言い出せなかったと。
セイバーが知っている切嗣は、一言で言えば「冷酷非情」。邪魔者は全
て排除という、士郎が知っている切嗣とは、まるで別人だったから。
そりゃ言い出せませんよね。士郎は、養父である切嗣を敬愛してるんで
すから。
さて、軽いショックを受けている士郎ですが、そこである矛盾に気が付
きます。それは、前回で破壊された聖杯が、何故今回また現れたのかとい
うこと。
それを知るために、士郎は一人教会へ出向くことに。（って、こいつ、
一人で行って大丈夫なのかね？）
さて教会では、色々と神父が教えてくれます。そもそも、聖杯戦争を生
み出した者達のことから、その経緯まで。
で、今回聖杯を持っているのは、「イリヤ」だと教えてくれます。
というのも、聖杯戦争そのものは、元々「遠坂」「マキリ」「アインツ
ベルン」の三つの家が発案したもので、イリヤの家である「アインツベル
ン」は聖杯の器を作り出すことに長けていたと。
ということは、聖杯は破壊されても、また作り直すことが出来るという
ことになりますね。（う〜ん、なんてこったい）
ちなみ、あの金ピカ男については、何も判らずじまいでした。