出会い


きっかけは、「川原砂緒」

私が、この「AngelType」というゲームに興味を持ったのは、今を遡ること
4年ほど前になるだろうか。

当時、白倉由美MLに登録(今現在も稼働中で私も会員)していた私の元に、
同胞から情報が寄せられた。(正確にはMLへの情報だが)

そこには「AngelType」というゲームに、「川原砂緒」というキャラが出る
とのことだった。

この情報を知った私は、早速オフィシャルページへ行き、情報をチェック。
そして、そこに掲載されていた全情報、必要と思われる文書、画像をDLして
いた。

というのも、この「AngelType」は、私が好きな漫画家(現小説家)の白倉
由美の作品に何らかの影響を受けている人が作っているのではないかという
雰囲気をにおわせていたからだ。

で、早速、色々な面で簡単にだが分析を行った。

当時の情報として、まず大きかったのはオープニングムービーの存在。

先行公開されていたOPムービーの所々にちりばめられた文字、そして画像演
出。それらが・・・それらの雰囲気が、何処となく白倉由美の作品のイメー
ジとだぶるのだ。

また、各キャラクターの紹介などを見ても、共通点(と言っていいか判らな
いが)がとても多いように感じられた。

ということで私は、この「AngelType」の発売を、滅多にないと思えるほど
心待ちにしていた。

しかし、そんな矢先である。

販売元メーカーが、発売中止を発表。

何とも、やるせない気持ちで一杯になった。まあ、このようなことは、ゲー
ム業界では珍しいことでもないことも知っていたのだが。

しかし、ある程度諦めがついて、私の中からその存在が消えようとしていた
ある日、また情報が飛び込んできた。

それは「minori」というメーカーから、「AngelType」が発売されるという
情報だ。

どうやら、元々開発していたメーカーから、制作データを請け負って、引き
続き開発を行っていたらしい。

さっそく、オフィシャルページに行き、再び情報をチェックしたところ、多
少の変更は見られるようだが、とにかく発売されるということは確かのよう
だった。

そして、2005年春。「AngelType」は、数年の月日を過ぎて世に出た。

早速、入手した私はすぐにプレイ開始となり、そしてその世界観に、あの懐
かしい、白倉由美的な感覚を覚えることになったのだ。

では、用意はいいですか?

それならば、始めましょう。

「翼の無い天使のような少女達」と、

心の中にある天使を知らずに追い求める少年の物語を・・・


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