感想(中条白衣・黒衣シナリオ)


以下、ネタバレが含まれてます。
未プレイの方は、
以下の文章を読まないことをお勧めします。


強気姉妹愛に支えられた小太刀使い

 さてさて、次なるヒロインはやってきましたロリ担当。(笑)

 何処から見ても幼い双子の姉妹、「中条白衣・黒衣」」の二人です。

 さて、まず姉の白衣の方ですが、こちらは実におしとやか。というか、ち
ょっと大人しすぎる感じで本当に剣を取って戦う武道家なのか心配になるく
らい穏やかな天然系。

 一方、妹の黒衣はまったく逆。お転婆を絵に描いたような性格で、口より
先に足が出る。(手じゃなくて、足。何度、蹴られたことか)

 とにかく、姉は物静か、妹はお転婆という双子でそっくりの容姿なのに、
中身は正反対という二人です。

 そうそう、ちなみに妹の黒衣は、「お姉ちゃんラブ」というシスコン要素
まで持っているものだから、白衣に近づく男がいようものなら、容赦構わず
キックが飛んでくるという始末。まったく困ったもんです、この妹は。

 さて、そんな二人が操る剣術ですが、その小柄な体では大きい刀を振るう
ことなど出来ないだろうという大方の予想通り、「小太刀」の使い手。

 その流派は「富田流小太刀」。

 派手な一撃というのはないものの、軽くて短い小太刀を手に持ち、俊敏な
動きで相手を翻弄、一気に間合いに飛び込んで倒すという戦法の剣術です。

 しかも、この二人は双子。なので、二人で息の合ったコンビネーションを
取り、戦う相手を幻惑をしながら挑んできます。

 そのコンビネーションは、双子だけに見事の一言。ただし、姉の白衣の方
が、その大人しい性格のためか、相手を殺すということに戸惑いを感じてい
るため、実力を出し切れず、物語の中ではそのせいか敗れたり、窮地に追い
込まれたりすることが何度もありました。

 そして、そんな姉を助けるのが妹の黒衣なのです。

感 想

 とりあえずですね〜〜〜、黒衣がイキナリ、パンツ見せキックをかまして
きたときは驚きました。

 だって、ただ白衣と話をしてただけですよ〜〜〜〜。

 なんでそれだけで、キックが飛んでくるんですか〜〜〜〜。

 本当に、この妹の方の「姉ラブ」っぷりは手を焼かされます。

 でも、そんな感じなので、どちらかというと姉である白衣の方が、先に主
人公に惚れてしまうという展開。

 何回目かの実験で黒衣が目を覚まさなくなる事故が起き、心配そうにして
いる姉を励ましているうちに、二人は良い雰囲気に。

 というか、元々姉の白衣の方が主人公に気があったので、それはもうすん
なりと。(笑)

 だけど、その時の白衣の言動が・・・大人しいのは皆の前だけで、実は好
きな人と二人きりになると積極的になるという二面性。

 名前の白衣とは世を忍ぶ仮の姿。実際は結構黒いですぜ、旦那。(誰?)

 しかし、このシナリオはそれだけじゃ終わりません。

 目覚めた黒衣が、白衣と主人公の関係を知ったこと。自分が事故で眠って
いる間にそんな関係になったこと。そして、実は黒衣の存在自体がかなり特
殊な存在であったことなどが、次から次へと出てきて大変なことに。

 最後には、敵にその部分を付け込まれ洗脳されて、主人公達に牙を向くこ
とに。

 それでも、大切な姉を守るという思いだけは残っていたのと、所詮は双子。

 男の好みまで一緒だったということで、自力で洗脳を解除。そして、その
意思の力でシステムを起動させ、世界を元の平和な世界へと導きました。

 まさに、愛の勝利。

 そして全てが終わった後・・・双子は揃って主人公にベタ惚れ。

 体を取り合う日々が続くのでした。(取り合うのは、朝から夜まで、ね)

最後に

 さらっと書きましたが、実はこのシナリオはかなり複雑な展開を見せるシ
ナリオです。

 ネタバレ防止のため(というか書くのが面倒)に隠した「黒衣」の正体と
かは、実は「彼女一人いれば世界なんて救えるんじゃないの?」という物語
の根底をあっさりと覆してしまうくらいの力を持っていたりするので。

 まあ、いずれにしろ、双子の姉妹と主人公という三角関係が成立した時点
で、修羅場確定なわけですから、戦いでも恋でも色々と面倒なんです、はい。

 それでも最後は、二人まとめてってことになるんですが。(笑)

 いずれにしろ、幸せになるんだから良いことです。

 三角関係で幸せってのは、珍しいですからねぇ。


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