感想（月瀬小夜音シナリオ）

　さて最初の感想は「ゴスロリ衣装に身を包んだ美女月瀬小夜音」から。

　凛としたたたずまい。見る者を惹き付ける美貌と真っ赤なゴスロリ衣装。

　頭脳明晰、容姿端麗、性格もおしとやかと、非の打ち所の無いお嬢様で、
登場と同時に、画面に花が咲いたようなメインヒロインです。

　しかも、剣の腕はというと「柳生新陰流」免許皆伝の腕前。

　主人公なんて、第一楽章の最後で「ぶっ殺されちゃいます」からね。

　しかし、意外と惚れやすいのか、実は主人公に一目惚れ。第一楽章の最後
では、告白までしちゃいます。

　そして、その後、主人公は強くなるために修行の毎日。一方「小夜音」は、
主人公の側でラブラブ光線出しまくり。（笑）

　まあ、さすがに人前では出しませんが、二人きりになったりすると、途端
に普通の女の子になっちゃいます。

　うんうん、可愛いね、こういう娘は。

　しかし、そんな彼女ですが、実は重大な秘密を持っているのでした。

感　想

　とにかく、最初から主人公に惚れているので、判りやすいといえば判りや
すいキャラですし、シナリオでした。

　そもそも、このシナリオは「小夜音」にいかにして勝利するかが、焦点と
なりますから。

　しかし、そのせいか、メインヒロインであるにも関わらず、あまり目立っ
た印象が残らなかったのが残念かも。

　ただ、仮想空間でのバトルは熾烈を極めましたね。

　特に終盤、三回目での再戦では、修行して腕を上げた主人公の力を認め、
「ようやく本気で戦える」とゴスロリ衣装を脱いで挑むその姿。

　というか、その衣装を脱ぎ捨てたとき、物凄い音がしたんですけど。

　まあ、あれですよ・・・亀の甲羅ってことで。（ＤＢ？）

　そう、伊達にゴスロリ衣装を着ていたわけじゃないんですね。

　その衣装には重さ数キロの重りが入っていたというオチ。冗談じゃありま
せんよ・・・これ以上、強くなるんですか、この女。

　どんだけ強いんだよと思いつつも、かろうじて勝利する主人公。

　で、その後なんですが・・・一気にデレデレになりました。（笑）

　まあ、初めから惚れていたってのもありますが、それが余計にパワーアッ
プです。もう、端から見ていても「バカップル」です。

　でも、システムに重大な謎が出てきたり、小夜音の本当の正体や、その体
に巣くう病魔とかが一気に出てきちゃいます。

　そして、最後にはラスボスとの戦い。

　まさか、アイツが敵のボスキャラとはびっくりしました。

　もちろん、二人がかりで、愛の共同作業（笑）で倒し、エンディング。

　数ヶ月後、美しいウェディングドレスに身を包んで主人公との結婚式。

　「小夜音」は、その命が尽きる最後まで、主人公と共に生きることを誓う
のでした。

最後に

　このシナリオは、一番最初、しかも明らかにメインヒロインの中でも、一
番のヒロイン（パッケージでも中央に描かれてるし）なので、期待したので
すが、意外とあっさり系でしたね。

　面白かったことは面白かったですが、終盤のトンデモ設定はどんなもんか
と・・・

　まあ、色々言いたいことはありますが、そもそも物語がかなり壮大なもの
なので、とりあえず状況確認といった感じですかね。

　ちなみに、個人的にですが、「小夜音」は私好みです。（おい）