感想（第二楽章・偽書 救世幻想）

　この第三章は、主人公「蔵人」の過去の回想から始まります。

　幼い頃、「ひかり」という名の少女との、ほんの一時の思い出。

　何故、今更そんな夢を見たのか、判らずいつもの日々に戻る蔵人ですが、
そこで事態が大変なことになっていることを教えられます。

　実は先日（第二楽章）での「レムナント」との戦い。その時の生じた次
元の歪みが、他の国のレーダーに引っかかったとのこと。

　そして、日本が秘密裏に何かをしていることがバレそうだとのことです。

　というか、この世界変革の作戦って、日本が独自にやってたことだった
のね。そりゃ、他の国からすれば文句の一つも出るでしょう。

　しかも、「レムナント」なんて化け物まで呼び出すような代物じゃ。

　更に、ここに来てサブヒロイン「圭」とメインヒロイン「小夜音」の二
人の正体も明かされます。

　「圭」はなんと「伝統ある魔術結社の一人」。

　そして「小夜音」も、これまた「依頼次第で、様々な情報を調査する世
界的な諜報員の一人」とのこと。

　どうやら、この二人は、今回のこの実験そのものに疑問を抱く連中から
依頼を受けて潜入調査をしていた模様。

　そして、明らかになったのは、この実験を始めた当初、責任者であった
疋田博士というのが「世界の破滅」を目論む宗教結社であることが判明。

　ようするに、世界を救うという力を発揮する装置は、その逆もしかりで、
そのまま世界を破滅に導くことも可能になると。

　いやはや、とんでもない研究があったものです。

　そんな話を主人公「蔵人」は聞かされて、びっくり仰天。

　この実験そのものが、すでに他の国から中止に追い込まれようとしてい
る上に、実はそんな陰謀が蠢いていたなんて知ればびっくりするのも当た
り前といったところでしょう。

　でも、世界を救うのはこれしか方法がない。

　少なくとも、今ここに集ったメンバーは皆、世界を救うという思いを持
って集まったのだから。

　平穏な日常の中に、突如訪れた不安要素。

　そして、その不安要素を抱えたまま、二度目の実験が開始されます。

　ここの戦いは（確か）ヒロインの攻略次第で相手が変わったような気が
しますので割愛。（おいおい）

　でも、その二度目の実験がおわった時、蔵人とその周りにいた実験スタ
ッフたちが驚きの表情を浮かべました。

　なぜなら、実験を終えて現実世界に戻ってきた蔵人の側に、幼い少女が
一人、横たわっていたのですから。

　そして、その少女こそ、「蔵人」が昔に出会った「ひかり」という名の
少女なのだと。

　ということで、第三楽章はここまで。

　蠢く陰謀。

　謎が謎を呼ぶ展開。

　そして、迫り来る世界の終焉。

　次から次へと明らかになる

　さあ、どうなる〜〜？